にじ344号

ヨーガ教室今年も行います

コロナに配慮しながら4・5・10・11月と4回行った今年度のウォーキングが終了しました。
ウォーキングに代わって、今冬も12月から3月まで、サポートセンター2階会議室でヨーガ教室を実施します。
ヨーガは、呼吸を整えることで、体調や健康を維持するために大変有効です。冬期間、健康で過ごすために、皆さまのご参加をお待ちしています。
第1回 12月16日(水)
第2回  1月27日(水)
第3回  2月24日(水)
第4回  3月24日(水)
時間は、10時~12時、参加費は無料です。
今年も、日本ヨーガ療法学会の今村幸子先生にご指導いただきます。
参加希望の方は、事務局にお申し込みください。

日本盲導犬協会からのお知らせ
見えない見えにくい人向け「盲導犬オンラインセミナー」

盲導犬との歩行や生活、盲導犬に関する法律や取得までの流れについてお知らせするオンラインセミナーを開催します。実際に盲導犬を使用しているユーザーの体験談もあります。すごく興味があるかたから、ちょっとだけ聞いてみようというかたまで、ぜひご参加ください。3月まで毎月開催します。
日時:12月19日(土)14時~15時30分
1月19日(火)18時~19時30分
2月13日(土)14時~15時30分
3月21日(日)14時~15時30分
ツール:ZOOM(パソコン、スマートフォン、各種タブレット端末、ガラケー、固定電話から参加可能)
主催:公益財団法人日本盲導犬協会
対象者:視覚に障害があるかた(手帳の有無や年齢は問いません)、福祉の支援者・医療関係者のかた
参加費:無料(回線・通話料金はご負担ください)
定員:視覚障害当事者15名、支援者・医療関係者
10名程度(先着順受付、定員になり次第締め切り)
申し込み締切り:各回とも開催日の2週間前まで
【プログラム】
13時~14時 受付(ZOOMでセミナーに参加)
14時~ セミナー開始
・盲導犬との歩行、生活について
・ユーザーの体験談
・盲導犬に関する法律、取得までの流れ
・質疑応答
15時30分 終了
【申込方法】メールでinfo@moudouken.net宛てに、
・件名に、何月かを入れて「盲導犬オンラインセミナー参加希望」 ・お名前(ふりがな)
・居住地都道府県名  ・年齢または年代
・ZOOMセミナー招待状を送るメールアドレス
・参加に使用する機器名
・ZOOMの使用経験の有無、サポート希望の有無
・当日連絡の取れる電話番号
をお知らせ下さい。
後日、参加者には詳しい案内メールをお送りいたします。ZOOMでの参加に不安のある方向けに、セミナー当日、事前接続確認テストの時間を設ける予定です。
【問い合わせ先】日本盲導犬協会 神奈川訓練センターユーザーサポート部 045-590-1595
メール:info@moudouken.net
上記の日程以外に、今回のような内容で、地域のグループ単位、施設や学校単位でのセミナー実施も可能です。お気軽にお問い合わせください。

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
芋煮会もドライブスルー コロナかな

佐藤恵治さん(福島市)
この時節急に増えてる旅が趣味

矢島秀子さん(南相馬市)
風評にたえて復興ねがう日々
行く手阻むな汚染処理水

小板橋順二さん(猪苗代町)
音にきくしのぶ文知摺いざ行かん
心なき身に目も見えぬとも

清野隆一さん(郡山市)
吹きだまり学び舎離れ散らばって
探せど会えぬ音信不通

穴沢勲さん(会津若松市)
二本松菊の香りを胸一杯
コロナを忘れ自然に戯る

谷田川正さん(郡山市)
霜月となるや我が身は引き締まる
乾布摩擦に血流ふかむ

三浦寛さん(国見町)
愛犬のバースディ祝し美酒に酔う
そぞろ忘れた二人の記念日

武田栄子さん(福島市)
コロナゆえ祭りばやしの音もなく
淋しい秋ねと夫(つま)と語りぬ

お知らせ
●7月中旬から、密を避けてひっそりと行ってきました今年度のバザーは12月17日(木)で終了いたします。ご協力いただきありがとうございました。常連の皆さんには「ゆっくり見られてよかった」と好評でした。来年度は「いつもの」バザーが開催できることを願っています。
●12月29日(火)から1月5日(火)まで、サポートセンターにじは、年末年始の休館にさせていただきます。皆さまにはご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
●宮城県視覚障害者情報センターから、「ムービング東北」という東北地方の観光ガイドの点訳本(全1巻116ページ)をいただきました。グラフィック点訳の地図入りです。貸出、プライベート用印刷もできますので、ご希望の方はサポートセンターまでどうぞ。
●来年のカレンダーの季節になりました。毎年ご希望の方には今年もお送りしますが、新たにご希望の方は事務局にお申し込みください。また、神宮館家庭暦点字版(全2巻)・音声版(デイジー)もこれまで同様に作成いたします。

坂下さんの 「私のおすすめ」

『波濤の城』五十嵐貴久著・・・豪華客船に乗り込んでの優雅な船旅。人生功成り名を遂げ、立身出世した立派な方々に準備された別世界・栄耀栄華な世界とばかり今までは思い込んでいました。ところがです。一般企業あるいは公務員として勤めているごく普通のお姉ちゃんたちが有給休暇をやりくりしてはこの優雅な船旅を楽しんでいるというではありませんか!
驚きました。少し調べて見ました。日本国内で最もよく知られた飛鳥クルーズ。きらびやかに・華やかに歌い上げています。「日本最大の客船で、充実の設備とゆとりある船内を誇ります」「お客様1人当たりのスペースは、世界トップレベルです」その美しく装われた船舶を浮かべて、様々な船旅が準備されているようです。国内・短期間周遊は数万~数十万円、数ヶ月をかけての世界周遊は、数百万~数千万円。
なるほどこれならば国内短期間周遊を申し込めば一般の若い人にも手の届くところまで来ていることがわかりました。その豪華な船旅の内容をぜひ知りたいものです。選び抜かれた料理人による味わい尽くせぬきらびやかな数々のごちそう、一流の芸術家による華やかなステージ、美しく着飾った乗客たちによるダンスパーティー、目もくらむようなまばゆいばかりのあれやこれや!
東京都内、消防士として勤務する夏美と雅代。かつてからあこがれ、予定していた国内周遊の船旅に向かって準備します。消防士という多忙を極める職務ではありますが、普段から職務上鍛え上げた体と人一倍の向こう意気の強さ。そのど迫力で直属の上司をねめつけ、強引に有給休暇の書類に判子を押させ、勇躍して豪華客船へと乗り込みます。
ところがです。このきらびやかな船旅とは全くそぐわない怪しげな顔ぶれが散見されます。船舶を管理運営する親会社の内部で渦巻く権力争い・人事抗争を背負わされたなんとも厄介な職員が乗船します。さらにはその会社のトップ人事に介入できる面倒な政治家がでかい態度で振る舞い続けます。船舶の安全航行は、当然絶対的な命題です。そのために船長には強力な指揮権限が付与され乗組員はその船長を頂点とした組織階層を作っています。
折から巨大台風が接近し、緊急無線連絡を通じて最新情報が頻々として入電してきます。船舶の出航そのものが危ぶまれます。しかし本社からは業界の苛烈な競争による厳しい経営内容が突きつけられ、出港が下令されます。
面倒な政治家は選挙区の海岸線へと航路変更し船上と岸辺で花火を打ち上げ選挙民に実力のほどを示すのだとめちゃくちゃなことを言い出します。
激しい波浪と風雨にさらされる中、船底から異音が出ます。亀裂が走り海水がなだれ込みます。こうなると海難事故は避けられません。救難信号を受信した海上保安庁・消防・警察・自衛隊は大嵐の中、即座に救助隊を組織します。
二次災害を避けつつ、巨大台風の僅かな息継ぎの間をぬって救難用の船舶・航空機を矢継ぎ早に出動させます。船内では訓練された乗組員たちが、船長の指揮命令の下、一糸乱れることなく乗客を誘導し、安全な脱出計画を立案し次々と救出して行きます。
消防士の夏美と雅代は職務上の使命・義務と責任に目覚め、危険極まりない海難事故のまっただ中に飛び込み、傾き始めた船内を走り回り乗客の救出活動・安全確保に全力を尽くします。自らはそのために瀕死の重傷を負います。
そして最後の最後、救命胴衣を身につけて波のまにまにぷかりぷかりと、浮いたり沈んだり、漂い続けるこの跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘二人も無事救難艇に引き上げられます。
日常生活では垣間見ることもできない豪華客船。そして緊迫の海難事故。著者の描き上げる海洋冒険小説をお楽しみください。(点訳・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

訪問者数