にじ294号

    卓球台が入ります! 通りゃんせ基金の助成が決定しました

 サポートセンターに、サウンドテーブルテニス用卓球台が入ることになりました。ラジオ福島通りゃんせ基金より今年度助成していただくことが決まりました。福島県の方々の貴重な浄財を寄付いただけることに感謝いたします。ありがとうございました。
 月1回のウォーキング、冬期間のヨーガ教室に加え、年間を通して、天候にかかわらず、体を動かす活動ができるようになります。
 センターでは、1階事務室の大幅なレイアウト替えを行い、これまでの受付付近で卓球ができるようにします。利用については、卓球台が設置されましたらお知らせいたします。
 多くの方に気軽に利用いただけるよう考えていますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

10月のウォーキング サイクルスポーツ広場と民家園

 10月のウォーキングはあづま総合運動公園の民家園とサイクルスポーツ広場に行きます。以前にも行っていますが、時間の関係で、一部見学できないところもありましたので、もう一度計画しました。
 今回は、民家園とサイクルスポーツ広場のどちらかを選んでいただき、2班に分かれて行動します。昼食は全員で体育館内の和室でとります。
 民家園は前回見学できないグループがあった広瀬座などを見て回ります。サイクルスポーツ広場では、ペアで乗れる自転車などを利用します。利用に際しては障害者手帳をご持参ください。申し込みの際に、どちらに参加するかをお聞きします。
 季節的に蜂の活動時期に当たりますので参加される方は、帽子や服装はなるべく白色系のものを着用ください。
 日にち 10月26日(水)
 集合 センター 10:30  現地 11:00
 解散 センター 14:30  現地 14:00
 現地の集合場所は、あづま総合運動公園体育館前です。障害者手帳と昼食・飲み物をご持参ください。

     バザーにご協力をお願いします

 今年のバザーは11月12日(土)に行います。
 にじの会のバザーは、安くて品数が豊富と毎年リピーターが増え続け、大盛況です。それも、毎年、提供品にご協力をくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。
 今年も、使わなくなった品、いつかは使うかと思い大切にとっていたけれども、もう使わないかなと思われるような品、身の回りの品から自分ではいらないけれど誰かの役に立つかなと思われる品、何でも結構です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。サポートセンターにお持ちくださるか、福島市近辺でしたら、お電話いただければご自宅に伺います。
 また、今年も飯坂駅との間の送迎をしますので、送迎をご希望の方はお早めにお申し込みください。

      日本橋三越本店特別食堂の点字メニューを作りました

 日本橋三越の特別食堂から点字メニュー作成の依頼が日本点字普及協会にありました。団体会員として、当会で、点字メニューを作成しました。特別食堂のメニューすべてにタックペーパーに点字を書いて貼り付けました。
 もし、日本橋三越の特別食堂にいらっしゃる機会があれば、点字メニューを利用してみてください。
 にじの会では、福島県内外を問わず、ご希望があれば、メニューを作成します。また、名刺に点字をつけたり、名刺を作成して、それに点字をつけることも行っていますので、どうぞご利用ください。

  交流会に参加して

 8月21日の交流会には多くの方にご参加いただきありがとうございました。9名の福島介護福祉専門学校の学生さん、コールファンタジーの皆さん、そして小原眼鏡さんのご協力もあり、一日楽しく過ごすことができました。当日、参加された郡山市の柳沼友治さんからメールで感想を寄せていただきました。

 にじの会の皆さま、こんにちは。いつもいろいろとお世話になり、本当に有難うございます。早いもので、交流会から1週間が経ってしまいました。
 今回は利用者もボランティアも初めて参加したとおっしゃる方が多く、名簿に載っているお名前に大分変化があったなと感じました。いつもならばお互いに行ったり来たりしながら開会の前の時間は会場内をうろうろしていたように思います。しかし、今回はお一人、お二人ほどとの会話しか無く、ちょっと寂しい気持ちもありました。私が最高齢ぐらいかもしれませんので仕方のないことかもしれません。(苦笑い)。
 それでも内容の方は、夏に弱い私のような者に取っては「夏に負けない食事」についての講演で、詳しくプリントを用意して下さりとても分かり易かったと思います。また、全員が同じように体験出来るように、時間のロスをなるべく少なくしようとの配慮が感じられました。昼食時の休憩時間を上手く利用し、グループ分けした順番でチヂミ作りに挑戦し、味もお店で食べるよりおいしかったですよ。その他のグループはお弁当を食べたり、小原メガネ店とにじの会の展示した日常生活用具や、便利グッズの見学や購入をし、また別のコーナーではアイパットの体験と相談が出来、大変有意義に時間が使えたのではないでしょうか。
 後半も全員がにじの会のフラダンスクラブの「フラサークルにじ」の皆さんの美しく着飾った衣装での見事な踊りを見学し、体験までさせていただきました。続いては平均年齢70歳ほどとおっしゃる女性合唱「コールファンタジー」の皆さんのコーラスを楽しみました。私のお姉さまほどの皆様ですのにポテンシャルが高く、指導者の力もあるのでしょうね、素晴らしいハーモニーで大いに楽しませていただきました。
10曲ほどもの曲数にも拘わらず最後までしっかりと歌い切られるお元気さにも圧倒されました。それに聴衆も一緒に歌ってもかまわないとのことで、多くの皆さんが一緒に楽しんでおられた雰囲気がとても良かったと思いました。
 いつものことながら、ここまでぎっしりと詰まった内容でありながら終了時間にきっちりと合わせてくる所などは流石ににじの会だと感心させられます。来年も尚一層楽しく、驚くような企画をお願い致します。

      短歌・俳句・川柳

           柳沼友治さん(郡山市)
秋立つや子等の面立ち引き締まり

           谷津フク子さん(郡山市)
ツクツクも鳴いてみんなに秋知らす

           穴沢勲さん(会津若松市)
仏壇のロウソク見えず四苦八苦
      まぶたの裏で線香立てる

           谷田川正さん(郡山市)
今年また瑞穂黄金(こがね)の新米を
傘寿の叔母へ即時届けり

           矢島秀子さん(南相馬市)
線量計携へ辿る里帰り
      荒れし風景に白状(つえ)は進まず

           宮崎英幸さん(福島市)
お家芸の復活なりし柔道に
      メダル続出のリオ五輪の日本

レクイエム
             福島市 松浦よし子
五月には言葉かわした友はいま
      亡きしと聞きぬ水無月の朝
ゆくりなく君は逝きしか雨に濡れ
沙羅の花散る泪のごとく
最後まで友の病を気にしつつ
君は逝きたり雨ふりやまず
ふんわりと咲くあじさいの花のごと
君の優しさ我に残して

    お知らせ
● 福点連の研修会を行います。午前は、事前に配布した校正課題の解説を行います。午後は県立盲学校の渡辺寛子先生と高等部の小椋さんに「学習の場で点字はどのように利用されているか」をテーマに、先生の立場と学ぶ立場から、点字が学校教育や学習に果たす役割について、また、読書や趣味に点字がどのように活かされているかについてお話しいただきます。にじの会のボランティアは10月20日までに申し込んでください。
 日時:10月28日(金)10:30~15:00
 会場:福島市市民会館5階 501号室
 ※ 参加者への校正課題は事務局でお渡しします。

● 今年も、盲学校を見学させていただきます。点訳講習会受講者が対象ですが、まだ見学をしたことのないボランティアも参加できます。
 日時:10月13日(木)11:00~12:00
 集合 10:45 保健福祉センター1階西側入り口付近
 参加申し込みは、10月6日まで事務局に。

    坂下さんの 「私のおすすめ」
『ガンルージュ』月村了衛著・・・金大中事件。年配の皆様の中には記憶されている方も沢山おられることと思います。昭和48年(1973)韓国の野党指導者・金大中氏が、同国の公権力によって東京都内のホテルから拉致され、5日後にソウルの自宅近くで解放された事件でした。平成19年(2007)10月韓国政府は、同国の当時の情報機関(KCIA)が事件に深く関与していたことをようやく正式に認めました。
 今回取り上げました作品はこの事件を題材としたもののようです。
 韓国の次期大統領とも言われている白尚民(ペク・サンミン)が、群馬県にある山荘『別荘御殿』から拉致されました。犯人グループはキル・ホグン率いる韓国最精鋭特殊部隊「ソバンサ」。
 当日現場に居合わせた中学生の祐太郎と麻衣は事件に巻き込まれ人質とされてしまいます。日本国内における司法権に対する明らかな違法行為であり、極めて重大な国際問題でもあります。まして子供を拉致誘拐するという言語道断な蛮行が許されるはずもありません。
 ところが警察の動きはあまりにも緩慢なものでした。韓国との間で経済的に政治的にガチガチに癒着した上層部が指揮を執っているため、見て見ぬふりを決め込んでいたのです。特殊工作機関ソバンサの行方を追ったのは、祐太郎の母・秋来律子。そして、二人の中学生の学校の担任の渋谷美晴。
 律子は現在引退したものの極めて優秀な元公安・特殊工作員。美晴は体育大学で日本古武道を習得するとともにボーカルとしてロックバンドの女王をはり、ストリートファイトでも大立ち回りを演じたという女先生。それぞれに台所から果物ナイフ。ソフトボールクラブ顧問として装備していた金属バットを肩に担いで犯人グループと子供たちを追って群馬の山中に分け入ります。
 あのですね 美晴先生 まさかり担いだ金太郎じゃあるまいし…!相手は機関銃や爆弾で完全武装した特殊部隊なんですよ。
 谷川に渡された吊り橋を巡っての攻防。峠道での待ち伏せ。いつまでもどこまでも追いかけてくるあまりにしつこい二人の女を一気に排除しようとした兵士がグレネードランチャーから手榴弾を発射します。
 それを金太郎先生 いや間違い 美晴先生は何を勘違いしたものか肩に担いだ金属バットを一閃させジャストミートで打ち返します。いくら何でも金太郎先生これはむちゃくちゃ、ありえないです。歴戦の勇士である韓国軍の兵士もこれには思わず口あんぐり。
 次々とおそってくる窮地を信じられないような幸運に恵まれながら、拉致された子供たちに追いすがります。警察内部でも腐敗した高級官僚を摘発排除し、それとともに精鋭の機動隊を投入し律子お母さんと美晴先生の救援と子供たちを救い出すために山岳へと急派します。
 最後の最後・危機一髪のところ少年と少女を救った律子お母さんと美晴先生。しかしまさか泥だらけ血まみれで眦をつり上げたおっかない姿を子供たちにそのまま見せるわけにはゆきません。屈強な機動隊員に子供の保護を委ね二人は急ぎ山を駆け下ります。
 全くもって笑えるドタバタ冒険物語。ご堪能あれ。
(点訳着手・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
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