にじ330号

10月のウォーキング

10月、ウォーキングを再開します。爽やかな秋の空気の中、楽しく歩きましょう。
4年前に福島大学の構内を散策しましたが、今回は阿武隈急行を利用し、福島市の北、宮代にある福島学院大学を訪れ、構内を散策します。
建物は南欧風で、多くの彫刻が点在しています。大きなポプラの木がありますので、ちょうど紅葉が見られるかもしれません。また、食堂の脇にはパリの石像が設置されている庭園があります。
日にち:10月23日(水)
集合:福島駅西口 11:00(時間厳守)
解散:福島駅西口 13:50
昼食と飲み物は各自ご持参ください。阿武隈急行を利用しますので、障害者手帳を忘れずお持ちください。乗り遅れ防止のため、時間厳守で集合をお願いします。
小雨決行です。
助成ありがとうございました

今年も、ラジオ福島通りゃんせ基金、並びに福島県共同募金会から、助成をいただけることになりました。 福島県共同募金会からは、この会報を作成するための助成金を、ラジオ福島通りゃんせ基金からは、「点字ディスプレイブレイルメモスマート」をいただくことが決定しました。
福島県民の方々から寄せられた浄財ですので、大切に活用させていただきます。ありがとうございました。

バザーへどうぞ!

秋の深まりとともに、にじの会のバザーが近づいてきました。今年もお買い得の品々を準備してお待ちしていますので、どうぞ足をお運びください。
また、提供品のご協力もぜひよろしくお願いいたします。
日時:11月9日(土)10:00開店
場所:福島視覚情報サポートセンターにじ
飯坂への送迎車を今年も運行します。利用をご希望の方はお早めに申し込みください。飯坂駅前9時00分発、帰りはお昼頃になります。

サマーショートボランティアの感想が寄せられました。

毎年7月末に3日間、中学・高校生が市内の福祉関係の施設でボランティア活動を体験するサマーショートボランティアが行われ、今年も中学生3名が3日間にじの会の活動を体験しました。
感想を寄せていただきましたので、それぞれの方の文章を抜粋してここにご紹介します。
私が一番印象に残ったことは3日目のクラブ活動です。皆さんとても明るくとても楽しい1日でした。私はサマーショートボランティア以来、点字にとても興味を持ちました。これからは、すらすら打てるように、また読めるようにしたいです。(中2 宮下ほのさん)
1日目は視覚障害者の方のお話を聞き、点字を打ったり、読んだり、少し難しいこともありましたがとても楽しかったです。2日目は音訳を体験し、自分が思っているよりも母音の「あ・い・う・え・お」をはっきり言えなくて苦戦しました。3日目は利用者の方とたくさんお話をして、私にはできないような編み物などをやられていてとてもすごいなと思いました。(中1 遠藤虹羽さん)
1日目の点字では、缶ビールなどに点字が書かれていることを初めて知りました。音訳は相手に分かりやすく正確に伝えることが一見簡単そうにみえたがとても難しかったです。文字だけでなく写真の様子も音訳することも初めて知りました。3日目は視覚障害者の方と編み物や卓球をしました。僕よりも綺麗に速く編み物をしてすごいと思いました。卓球も音だけを聞いてしているのですごいと思いました。視覚障害の方々は日常生活を送るのに日々努力しています。僕も少しでも手助けができるように知識を深め、行動を起こせる人になりたいと思いました。(中2 佐藤竜雅さん)

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
ホウセンカ弾け一気に幼き日

山田麻理さん(福島市)
読書の秋だけどやっぱり味覚の秋

武田栄子さん(福島市)
励まされまた励まされてこの三年
修業の辛さ今日も耐えゆく

矢島秀子さん(南相馬市)
ゆく夏に網戸に蝉の焦がれ鳴く
おかしくもありあわれでもあり

小板橋順二さん(猪苗代町)
ジャクサ基地歩数で計りしロケットは
巨人に挑みし蟻に我が見ゆ

宮崎英幸さん(福島市)
手摺にてスロープウエイを歩めるに
ミンミンしき鳴く終戦日の今日

穴沢勲さん(会津若松市)
夏終わり祭りの太鼓ドンドンと
会津の秋はお酒と祭り

三浦寛さん(国見町)
勝手口母のためにとこの手摺り
今は我らの必需品

谷田川正さん(郡山市)
秋味覚小振りなれども新サンマ
かぼすスダチに味わい深む

お知らせ
● 内閣府から「確にんプレミアム付き商品券」のパンフレットが届いています。点字版に音声コードが付いています。商品券申請から使用までの流れやこの商品券を購入できる方などについて書いてあります。事務室にありますのでどうぞ。墨字版もあります。

家族向け視覚障害リハビリテーション講習会 - スマイルワン仙台 -

家族の方に自分の見え方の状況を理解してもらいたい、家族の方がサポートの仕方に困っているということはありませんか。実際に視覚障害の体験を通して適切な支援の基礎を学ぶ講習会です。
日時:12月15日(日)10:00~15:30
内容
・見えない・見えづらい方の生活上の工夫
・視覚障害リハビリテーションとは
・移動・読み書き・食事・日常生活動作など
会場:日本盲導犬協会スマイルワン仙台
対象:視覚に障害のある方のご家族
定員:20名(申し込み多数の場合は抽選)
参加費:700円(体験キット、昼食代として)
申し込み:11月15日(金)まで
お電話でも参加申し込みを受け付けます。
病院関係者や介護事業所の方など支援者向けの講習会も12月14日に実施します。お問合せ下さい。
問い合わせ・申し込み:スマイルワン仙台ユーザーサポート部 022-226-3910

JRPS福島からイベントのお知らせ

初の試みとして、スマイルワン仙台で毎年開催されている「さく祭り」に、一緒に参加するイベントを企画しました。ステージでのアトラクションをはじめ、チャリティーバザーや今年収穫された農産物の販売、また 海鮮焼きや芋煮などの屋台も出ますし なんと言っても一番はお楽しみ抽選会でしょう「お米が当たるかも?」。さあ 皆さん、いざ仙台へ参りましょう。
日時:10月27日(日)10時~15時
◇ タイムスケジュール
10:00 広瀬通り一番町仙台市営バス乗り場集合 10:24発のバスに乗車。11時から参加。
帰りは、15:14発に乗車、仙台駅15:47到着。
◇ 交通アクセス 高速バス利用の場合
福島駅東口 8:30発→広瀬通り一番町 9:49着
郡山駅 7:50発→広瀬通り一番町9:47着
会費:会費は徴収しませんが、飲食代 交通費などは、すべて自己負担となります。
参加対象者:どなたでもご参加いただけます。
申込み締切り 10月10日(木)
申込み先:佐藤優子(080-9251-1293) メール  yuko3856@docomo.ne.jp

坂下さんの 「私のおすすめ」

『「週刊文春」と「週刊新潮」闘うメディアの全内幕』花田紀凱・門田隆将著・・・これは掛け値なし、面白かったです。昭和から平成、世界にも類例がないと言われる日本独自の週刊誌文化のど真ん中で健筆を振るい、権力に群がる巨悪を告発し続けてきたお二人の生々しいお話です。
1976年(昭和51)当時の自民党総裁・総理大臣田中角栄氏に纏わる金権政治とロッキード事件、当時の週刊文春はジャーナリスト立花隆氏を迎え、激烈な反金権政治取材を展開しました。
その取材手法は徹底して金権政治ありとの前提で構築され、田中角栄氏の弁明、さらにはこれらの取材に疑義を唱える多くの人々の声はほとんど無視されました。当時の言論活動の手段である電波・活字媒体のほとんどは、ごく一部の人々により独占されていました。
そのような偏倚状態の中、新潟3区の人々は最後の最後まで田中角栄氏を見捨てることはありませんでした。札束だけで選挙民と結びついていたら、このようなことは絶対におこりえなかったことは想像に難くありません。さらにもしあの事件が現在のインターネット時代に勃発していたならば、その様相は全く異なっていたはずです。
調査報道・評論活動・意見発表、それらの手段が一部の人間に独占されるのではなく、一人一人の人間の手に委ねられるようになった今ならば、あのような狂気じみた社会現象は阻止できたはずです。令和の御代となった今も、嘘ニュースを連日繰り返す従来のマスコミ媒体に対して、新たな媒体の中では唯一「真実はいずこに」という一点で言論活動が継続されています。
悲しみにうちひしがれる被害者家族を無視した少年法のあり方にも週刊誌記者たちは怒りを爆発させます。東京都内・綾瀬市、女子高生への長期間にわたる乱暴狼藉・コンクリート詰め殺人事件。神戸連続児童殺傷、酒鬼薔薇事件。山口県光市、母子殺人事件。秋田県マットにぐるぐる巻きした上での殺人事件。取材に走った週刊誌記者たちは、遺族の悲しみに満ちた話に、ともに泣いたと語っています。
これらの凶悪犯罪にもかかわらず、いずれも犯人は未成年・少年と言うことで氏名・年齢・素性はもとより顔写真も全て秘匿されます。心の闇、家庭環境、社会のあり方、ここでも人権派と自称する人たちにより事実は歪曲され隠蔽されてゆきます。
そして少年保護という社会制度により、軽微な指導観察を経て再び世間へと戻されます。
しかし、それは、同時に日常生活の中素直に日々勉学に励みすくすくと成長しているまっとうな少年・少女たちをおぞましい犯罪の危険にさらすことになるのです。厳しい大人の責任として、少年たちを犯罪者として罰し、自覚させなければなりません。
一部週刊誌は、責任編集長の決意により少年の名前と顔写真を報道しました。当然のようにごうごうたる批判を浴びましたが、彼らは社会道義を説き続け、一歩たりとも引くことはありませんでした。その結果周知の通りに少年法は改正され、凶悪犯罪は逆送され一般事件と同様に裁判所の管理に委ねられることになりました。
最終章においてお二人は語ります。
「たいていのことは優秀な週刊誌記者により取材班を組織し一週間もあればその真相は明らかになります」「今インターネットの急速な発展により、従来の活字媒体は衰退の一途をたどっています」「しかし真実の報道は消え去ることはありません。巨悪を眠らせることはできません」「今後の報道のあり方は今問われ模索されているのです」(点訳・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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