にじ384号

ウォーキングボランティア講習会を行います。

一般の市民の方に向けたにじの会主催の講習会です。だれでも安心・安全に外出できるよう気軽にガイドできる方を増やしたいという思いから、20年余り継続して実施しています。また、ウォーキングをともに楽しむボランティア養成も目的としています。
期日 5月15(水)13:00~15:30
22日(水)・29(水)10:00~12:00
毎週水曜日、全3回(初回だけ午後です)
会場 福島視覚情報サポートセンターにじ
定員 15名 受講料 無料
2回目は、ウォーキングに参加して実技を行います。クラブ員のみなさんにボランティアをしていただきます。よろしくお願いいたします。
にじの会ボランティアで未受講の方も対象ですので、ぜひ1度は受講しましょう。

聞いてみませんか?

公的機関のお知らせや政府広報などの音声版がにじの会事務局に届いています。いろいろな情報が入手できますし、興味深い内容も盛り込まれています。貸し出しできますので、1度試しに聞いて見ませんか。
政府広報「明日への声」(2ヶ月に1度発行):
2024年1月版は、「空港保安検査をスムーズに通過するためのコツは?」「資産づくりの第1歩にNISAがあります」「ノロウイルスに要注意!感染経路と予防方法は?」などになっています。政府広報は点字・大活字版「ふれあいらしんばん」もあります。
声の広報「厚生」(2ヶ月に1度):厚生労働省委託で、日本視覚障害者団体連合が発行しているデイジー版広報誌です。1・2月号は、新春メッセージ、「《聞こえる》のさまざまな形 難聴の今を知ろう」のほか、法改正の情報などの内容になっています。
国民生活センター「くらしの豆知識」(年1度):消費者トラブルに対する備えや日常生活に関する情報を伝える広報誌。2023年度版は「賢く始める新成人」「こんな手口にだまされない、あなたは何にだまされやすい?」の特集の他、契約の基礎知識、相談窓口などが載っています。
そのほか、「私たちの税金」(国税庁)も毎年1回、「障害者白書」「厚生労働白書」「マイナンバー制度のご案内」なども発行のたびに届いています。どうぞご利用ください。

短歌・俳句・川柳

丹治恵子さん(福島市)
早すぎるポカポカの春夏間近

薄井セツ子さん(福島市)
お酒など飲んでないのに足もつれ

武田栄子さん(福島市)
夫(つま)逝きて二年の月日に驚きつ
時折り夢見る笑顔優しき

小板橋順二さん(猪苗代町)
寄せる波日差しもゆったり塩屋崎
スノーブーツの足あと重し

穴澤勲さん(会津若松市)
チビスケがストーブ前で鼻提灯
いびきグーグー幸せ感じ

清野隆一さん(郡山市)
メモを取り要点抜けて判らない
コンビニレジで迷い冷や汗

矢島秀子さん(南相馬市)
手をにぎりそろそろ歩む三歳児
見えないんだねとくりかえし問う

三浦寛さん(国見町)
梅香り春のたよりはつるし雛
湯けむり香るいで湯の館

おしらせ

●4月10日(水)お花見ウォーキングを行います。
集合・解散場所と時間は、
① あづま総合運動公園体育館駐車場:10時30分までに集合、12時解散
② サポートセンターにじ:10時までに集合、
12時30分解散
となっています。ウォーキングクラブのメンバーでない方もどうぞご参加ください。水分補給や風対策を忘れずに!

今月のイチオシ!図書

福島県が舞台、または福島県に関連した図書紹介の第3弾です。地元の地名が登場すると作品がぐっと身近に感じられます。点訳・音訳ともにサピエ図書館に登録されています。
『峠』司馬遼太郎著:幕末の激動期に、封建制の崩壊を見通しながら、武士道に生きるため、越後長岡藩をひきいて官軍と戦った河井継之助の壮烈な生涯。戊辰戦争時、塩沢村(現只見町)で息をひきとった。
『流星雨』津村節子著:城の陥落、北辺の地への転封と続く波乱の時代、父を、兄を、夫を失った会津の女たちはどう生きたか、十五歳の少女の目で描く長篇。
『天才画の女』松本清張著:銀座の一流画廊に画を売込みに来た女流新人画家降田良子。この斬新な手法と構成が有名なコレクターの眼にとまり、良子の作品展は画壇の注目をあつめる。しかし、彼女の風変りな制作態度に秘密を感じたライバル画廊の支配人小池は、真相を求めて良子の郷里福島へと向う。画商の商算と美術評論家の欺瞞が交錯する画壇に二重三重にはりめぐらされた策謀を暴くサスペンス長編。福島県の石川町と三春町をモデルとしている。
『女坂』円地文子著:孤立無援の生涯を生きた「明治の女」を描いた作品。明治維新のご時世、若きヒロイン倫(とも)が、東京に出てきて、夫の妾を探す場面から物語は始まります。夫は、自由民権運動を弾圧した「福島事件」で有名な「泣く子も黙る鬼県令」と言われた人物の懐刀。出世をすれば女を囲うのは当たり前、また、そうすることが男の社会的な地位を優位にした時代でした。夫のために妾を探す妻。明治時代に全てを犠牲にして家に殉じ、真実の愛を知ることもなかった悲しい女の一生と怨念を描く。明治初期の福島市が登場。
『超高速!参勤交代 らくらく本』土橋章宏著:ときは享保20年初夏、改革の嵐吹き荒れる八代将軍徳川吉宗の時代。1万5千石の磐城湯長谷藩に隠し金山嫌疑がかかり、老中から「5日以内に参勤せねば藩を取り潰す」と無理難題をふっかけられた。8日はかかる60余里を実質4日で走破せねばならない。カネも時間も人も足りない小藩は、殿様以下7名で磐城街道と水戸街道、さらには山野を踏み越えて江戸城本丸へとひた走る。一行の前に立ちはだかるのは公儀隠密、御庭番、百人番所の精鋭部隊。湯長谷藩の運命や如何に。
『光の山』玄侑宗久著:「ホーシャノー、持ってきていいって、本当かね」汚染土や葉を積み上げた仮置場はやがて、瑠璃色の光を放つ山になった(光の山)。三歳の小太郎は、DNA鑑定を受けに警察署に来ていた。身元不明の遺体の中に父はいるのだろうか(小太郎の義憤)。過酷な運命を必死に生きる人々のリアルな姿と心情を結晶させた六つの短篇。

点字図書差し上げます

前号に続き、当館の貸出図書整理のため、ご希望の方に差し上げます。先着順です。図書は、すべてひもとじです。カッコ内は巻数。次号にも掲載します。
1.イタリア(るるぶポケットガイド2003年)(6)
2.背信の都(11)
3.薄紅天女(9)
4.長い眠り(9)
5.白鳥異伝(10)
6.狼と鷹(5)
7.あなたの人生の意味(9)
8.誰よりも狙われた男(8)
9.炎のタペストリー(5)
10.堕落と文学(5)
11.銀の枝(5)
12.野草の名前 夏(8)
13.野草の名前 春(8)
14.FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学(5)
15.君に恋しただけじゃ、何も変わらないはずだった (4)
16.365日間あふれるほどの「好き」を教えてくれ たのはきみだった(3)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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