にじ335号

2020年度総会のお知らせ
2020年度総会を下記の日程で行います。
サポートセンターにじは、2010年1月23日にオープニングセレモニーを行いましたので、この1月23日で満10年となりました。その間、活動の範囲も広がり、皆さまのご協力により、ボランティア、利用者の方々の拠点として充実した活動を行うことができました。今回は、さらにこれからの活動の方向を定める大切な節目の総会ですので、ボランティア会員の皆さんは、ぜひ出席をお願いいたします。
と き:2020年4月18日(土)13:30~
ところ:福島視覚情報サポートセンターにじ会議室
議題:
1.2019年度活動報告
2.2019年度収支決算報告
3.監査報告
4.役員改選
5.2020年度活動計画(案)
6.2020年度予算(案)
7.その他
ボランティア会員で当日どうしても出席できない方は、かならず委任状を提出してください。

3月のヨーガ教室
3月のヨーガ教室は、25日(水)10:00~12:00です。初めての方も大歓迎です。参加される方は事務局までお申し込みください。今冬最後のヨーガ教室になります。

サピエが一時停止します
「にじ 325号」でお知らせしましたとおり、今年度2回目の一時停止となります。この期間は、図書の検索、ダウンロードなどすべての機能がストップします。各種サーバの増強と、新しいTRC-Tタイプに置き換えるための停止ですので、ご理解の上、ご協力くださるようお願いいたします。
《サービス停止期間》 2020年3月9日(月)~3月12日(木)

4月のウォーキング
2020年度第1回のウォーキングは、4月15日(水)、花桃の里(パルセいいざか集合・解散)の予定です。4月は第3水曜日ですので、お忘れないようお願いします。詳細は来月号でお知らせします。

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
節分会窓放ちても静寂かな

本多春美さん(福島市)
バイキングあれこれ食べてジム通い

谷津フク子さん(郡山市)
節分に焙烙で煎る豆の音

菅野則夫さん(福島市)
目の病共に箱根路ひた走り
創価ランナー区間一位に

穴沢勲さん(会津若松市)
雪降らず泣く人あれば笑う人
地球温暖すべてが人間

矢島秀子さん(南相馬市)
フリージアの香りに寄れば亡き母の
面影浮かび我独り言

小板橋順二さん(猪苗代町)
逢えばする昔に返る同窓会
ちょっと照れるな如月のチョコ

谷田川正さん(郡山市)
寒修業身心凍る様なれど
僧等の声明風を貫く

三浦寛さん(国見町)
イノシシがネズミにバトン渡さずに
うり坊連れてウキウキ散歩

宮崎英幸さん(福島市)
中国の新型肺炎の拡大に
「正しく怖る」の注意忘れず

お知らせ
● 点訳に役立つ新しいホームページができました。「てびき4版」に関する「Q&A」「点字・点訳の用語解説」「語例集」などが掲載してあります。日々の点訳の参考にしてください。
点訳フォーラム https://tenyaku.jp

点字図書差し上げます
書棚の整理のために貸出図書をご希望の方に差し上げます。事務局までお申し込みください。お申し込みがあり次第、先着順で差し上げます。図書は(製本)と書いたもののほかは、すべてひもとじです。カッコ内の数字は巻数。著者名は省略しています。
1.パパママバイバイ(1)
2.氷の上のプリンセス(2)
3.星空のコンシェルジュ(3)
4.オレンジ色の時の彼方に(2)
5.人魚の眠る家(6)
6.小さな空(3)
7.百花(4)
8.いつも心の中に(1)
9.遺伝子暗号のナゾにいどむ(3)(製本)
10.江戸川柳おもしろ偉人伝100(3)
11.江戸っ子はなぜこんなに遊び上手なのか(2)
12.岡倉天心(5)
13.54の物語(1)
14.会話がはずむ人弾まない人のたった一つの違い(2)
15.原発を考える50話(3)
16.人生の原則(2)
17.スタバではグランデを買え(5)(製本)
18.ステーキを下町で(3)
19.世界を変えた偉人たちのウラの顔(2)
20.知ることから始めよう放射線のいろいろ(1)(製本)
21.旅する漱石先生(4)
22.小さい牛追い(3)
23.チョコレートの世界史(3)
24.つらいときいつも古典に救われた(3)(製本)
25.日の出食堂(3)
26.万葉集の恋うた(2)(製本)
27.モーリスのいた夏(4)
28.もりだくさんすぎ(3)
29.焼餃子と名画座(4)
30.ピースヴィレッジ(2)
31.しない生活(2)
32.下から読んでもきつねつき(2)
33.もやし食堂(1)
34.「赤毛のアン」ノート(1)
35.ギャー!怪談(2)(製本)
36.大人の流儀(2)
37.コケシちゃん(1)
38.外国語学習に成功する人しない人(2)
39. FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学(5)
40.「本」と生きる(2)

坂下さんの 「私のおすすめ」

『北洋船団女ドクタ-航海記』田村京子著・・・著者は東邦大学医学部麻酔科の女医さんです。少女のころからの大変なおてんば娘で、大学進学に当たっては女船乗りにあこがれて商船大学への受験を考えましたが、当時はまだ完全な男社会、女性の受験は認められていませんでした。
昭和57年、大洋漁業から、北洋サケ・マス漁船団に乗り込む船医の派遣が医局に求められました。長期に渡る遠洋航海に当たっては全ての船舶に対して船医の乗り組みが義務づけられており、それぞれの船会社の悩みの種になっているようです。つまりは船医の確保が不可能な場合には、その船の出航そのものが認められないという極めて厳しいものとなっているようです。そのために、笑うに笑えない悲喜劇が今もなお繰り返されていると言います。ようやく拝み倒して乗り組んでもらった船医、たちまちのうちに激しい船酔いに悩まされて最初に入った港で、すたこら逃げ出されてしまったこともあったと言います。さらにはようやく見つけ出したお医者さん、これが70過ぎのじいさまドクターで、船内の移動、階段の昇降時には若い船員がつきっきりで背中におんぶして航海中世話をやき続けたこともあったと言います。
さて著者の京子先生、医局に舞い込んだ船医募集に喜び勇んで手を上げました。しかしまだ昭和57年、女医さんの船医勤務の前例など全くありません。医局の主任教授も大洋漁業担当者も途方に暮れます。今では各分野での女性の活躍は珍しくもありませんが、この時代にはまだまだ試行錯誤の時代だったのです。数ヶ月にも及ぶ海上勤務、荒くれ男たちの命がけの毎日です。一隻の母船と数十隻にもなる独航船、各部門の責任者会議で女医さんの乗船について会社からの説明会が行われます。
「そのおなご先生の年は幾つだべ」
「40歳とのことです」
「そんならばさすけねえべ、ケケケケケ…」
船上勤務になれたころこの話を聞いた京子先生、「あたしだってまだ現役ばりばりの女だよ」柳眉を逆立てて海の男たちをねめつけます。
さて京子先生の船舶勤務。そのてきぱきとした発熱患者などへの対応ぶりがたちまちのうちに船団中で噂となり、大変な人気者となります。先生の好奇心もまた全開。船底の機関室から巨大なスクリュー・プロペラシャフトまで見学に潜り込んで、「ここまで入ってきたドクターは京子先生が初めてだよ」などと機関員からもあきれられます。
心配した船酔の気配も見せずに船舶勤務に大活躍。
船長もあきれ果て、「ドクター、この様子では南氷洋での捕鯨船団でも勤務できますね」それを真に受けた京子先生。その2年後には本当に捕鯨船団に船医として乗り込んでしまいます。
当初心配された男社会での勤務は、全てが杞憂に終わりました。
「心優しい荒くれ男たちでした」
京子先生、実に生き生きとそしてすがすがしく文章を綴っておられます。(点訳・音訳あり)

いきいきももりん体操に挑戦! ⑧
筋力アップ&ほぐし体操(ストレッチ)
息を止めずに無理なく行いましょう。
6.ひざ上げ片足立ち&脚後ろけり出し
①イスの背もたれに右手を添えてイスの横に立ち、左太ももを床と水平になるくらいまで引き上げます。
②膝を上げた姿勢で5秒保持します。
③左足を下ろし、膝は伸ばしたままかかとから後ろに蹴り出します。この時、お尻が引き締まるのを感じながら5秒保持します。
④これを同じ脚で3回繰り返します。
⑤左右入れ替えて同じように行いましょう。
お尻の筋肉を鍛えてバランス力を高め、歩行のふらつきを予防・改善します。

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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