にじ334号

2020年がスタートしました。東京オリンピック・パラリンピックの年です。福島市でも野球・ソフトボールの試合が行われますので、国内外から多くの方が訪れてくださると思います。視覚障害の方にもだれもが気軽に声を掛け、安心して歩いていただける福島市でありたいですね。当会で毎年開催しているウォーキングボランティア講習会を多くの方が受講して、ガイドの基本を身につけてくださるよう願っています。そして私たちにできる「おもてなし」で歓迎しましょう!
そろそろ来年度の行事を考える時期になりました。来年度も、交流会・小旅行・ミニ交流会、夏バザー、バザーなどの行事を行う予定です。その内容について、アイデア、ご希望をぜひお寄せください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2月のヨーガ教室

2月のヨーガ教室は、26日(水)10:00~
12:00です。初めての方も大歓迎です。参加される方は事務局までお申し込みください。2時間で気持ちも体もすっきりしましょう!

ボランティア交流会

にじの会で活動するボランティア全体の交流会を行います。当会では、音訳・点訳・テキストデイジー・ウォーキングと種々の活動を行っていて、それぞれの活動の中では、定期的に例会や研修などを行い、顔を合わせています。また、毎月のウォーキング・小旅行・バザーなどで一緒に楽しむことはありますが、異なる活動をしているボランティア同士はなかなか交流の機会がありません。他の活動を理解し、交流を深める機会ですので、ぜひ参加してください。各活動内容の紹介や情報交換、そして懇談を行います。多くの方の参加をお待ちしています。
日時:2月22日(土)13:30~15:00
会場:コラッセふくしま 5階 研修室
準備の都合上、参加者は2月20日(木)まで事務局にお申し込みください。

情報コーナー

冬の室内で楽しめる品を日点わくわく用具ショップからご紹介します。
● 白いルービックキューブ
6面すべて白一色のルービックキューブ。各面の感触が異なるため、手触りで面を判断し、そろえていきます。各面の感触は、すべすべ(合皮)、さらさら(壁紙)、つるつる(プラスチック)、もふもふ(ファー)、つぶつぶ(シリコン)、じょりじょり(面ファスナー)の6種で、6面はすべて白色です。
縦と横の各列を数回まわし、各面をバラバラにした後、再び6つの面を同じ触感にするのが最終目的です。
シンプルなデザインなので、インテリアとしてもおすすめです。大きさは57×57×57mm、114g。
価格は2800円です。

● ねえUchiPika(ウチピカ)
手のひらに載るサイズのピカチュウの形をしたロボット 。話しかけると、言葉を認識してあらかじめ登録したリモコンの代わりにテレビのオン・オフなどの簡単な家電操作をしたり、「おはよう」「いってきます」などの日常の言葉に鳴き声と動きと光で反応してくれます。可能な操作はテレビのオン・オフ、音量調整、変更、ライトのオン・オフです。また、お好きなリモコンのお好きなボタンを1つ登録することができます。例えば、「ピカチュウ!」と呼びかけると「ピーカ?」と返事をしてくれます。その返事に続けて「テレビをみたいな!」と話しかけると「ピ~カ!」と言ってテレビをつけてくれます。
インターネットやスマートフォンは不要ですが、赤外線リモコン家電のみに対応しています。確実に機器の操作ができることを保証するものではありません。大きさは80×80×123mm、約154g(単4アルカリ乾電池3本使用)。価格は4390円です。

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
早々(はやばや)の年越しそばで歌合戦

山本敦士さん(伊達市)
伊達巻きと黒豆食べて春祝う

佐藤八重子さん(福島市)
なぜなんだあの渋柿が甘~くなる

佐藤恵治さん(福島市)
カラオケでマイク取り合い歌詞忘れ

武田栄子さん(福島市)
恙なく視覚障害乗り越えて
傘寿の春に喜び溢るる

宮崎英幸さん(福島市)
同期会の懐旧談に亡き友も
酒の肴となりて現る

穴沢勲さん(会津若松市)
ボケ防止頭すっきり今年も終わる
仲間と一緒カフォンを叩く

矢島秀子さん(南相馬市)
カレンダー指を乗せれば夢がある
叶えてみよう古き約束

小板橋順二さん(猪苗代町)
このたびも椿咲く浜爪木崎
希望に満ちた初日上りぬ

谷田川正さん(郡山市)
干支子(ねずみ)喰い物確保抜け目なく
名のごとくにて子宝数多

三浦寛さん(国見町)
温暖化台風暴れ雪降らず
軒下昼寝雪ベラ親子

お知らせ
●  2020年度総会を4月18日(土)に行います。詳しくは次号でお知らせしますが、ボランティア会員は予定しておいてくださるようお願いいたします。

● 福島県ロービジョンネットワーク第28回フォーラムのお知らせです。
期日:2020年3月15日(日)
10:00?13:00
会場:南東北病院 大講堂
テーマ:「災害と視覚障害」
講演(演題は仮題です)
1.台風19号による被災の経験から考えること
・柳沼 敏子さん(本宮市)
・依田 澄子さん(郡山市)
2.災害と視覚障害について支援の側として考える
・加藤 俊和さん(日盲委評議員、災害担当)
・原田 敦史さん(堺市立健康福祉プラザ館長)

坂下さんの 「私のおすすめ」

『日本国紀』百田尚樹著・・・南アメリカに極めて高度な文明を築き上げたインカ・アステカ・マヤ。太陽を神として祀り、深い信仰心に根ざし自然に同化した生活を営む穏やかな人々であったと言われています。学問分野においても天文・物理・数学・建築・芸術等々、その内容は21世紀を迎えた現在にも通じる極めて高度なものであったようです。しかし、1500年代半ばに、許されざる異教徒の行いとして文化財のことごとくは奪われ、破壊され、原住民は殺戮されました。唯一の神を絶対善とするキリスト教国家・スペインの侵略によるものでした。これらの行いはキリスト教の名のもとにアジア・アメリカ・アフリカ・中東へと全世界におよんで行きました。
日本では戦国時代から天下統一を目指す織田信長・豊臣秀吉の時代を迎えていました。欧州国家はこの日本にも次々とキリスト教の布教を目的として多くの宣教師を送り込んできました。
当初、織田信長はその先進的な科学思想・技術を貪欲に取り込むためにこれら宣教師の布教活動を認めていたようです。しかし、彼らは日本の民族文化としての神・仏の存在を決して許すことのできない異教徒の行いとして神社・仏閣の破壊という暴挙に出ました。さらには多くの日本人を拐かしては外国へと連れだし奴隷として売り飛ばすという、非道な行為に出るにおよびました。
天下人となった豊臣秀吉は、これらの行いを厳しくとがめて日本人との間で折り合いをつけて穏やかな布教活動を行うように再三再四警告しましたが、効果はありませんでした。日本という国を守り、民草を守るために豊臣秀吉はキリスト教を禁教として、宣教師全てを国外へと追放しました。当然の政治的判断でした。
その後この制度は徳川・江戸幕府へと引き継がれてゆきました。
戦後、これらの歴史的事実はキリシタンへの迫害・宗教弾圧・日本人の排外主義として、教科書に記載され現在に至っています。
さらに、江戸時代は、支配階級である武士により民百姓は苛烈な年貢の取り立てで搾取され苦しめられ続けたとも教えられています。
しかしこれも意図的な歴史歪曲といえるでしょう。
坂下の生まれ育った会津。子供時代には明治生まれのご老人がまだ沢山元気に生活しておられました。それらのご老人の口からは一度も会津侍に対する恨み辛みを聞いたことはありませんでした。会津藩宗家ともいえる保科正之はいまなお土(はに)津(つ)神社に神として祭られ、多くの会津人の魂のよりどころとして、その遺徳が顕彰されているのです。
日本国憲法前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と歌い上げられた高邁な理念は空文と化し、今現在、自由主義国家・共産主義国家を問わず、国家エゴ丸出し。弱肉強食の現実を、もはやどのように言いつくろうこともできないのです。そのような中で自らの安全を、国の安全を守り、生き抜いてゆくすべはあるのでしょうか。
ここにこそ、私たちの先人が幾多の困難を克服し、さらには多くの過ちを繰り返し、回避できずに悩み続けた現実と、それらの苦しみにも屈することなく、歩み続けてきた歴史を学ぶ価値があるのです。今生きている私たちは何者なのか、そしてどこへ行こうとしているのか。
神話とともに誕生し、万世一系の天皇をいただき、大和朝廷の元に2000年余、独自の発展を遂げてきた日本。著者百田尚樹氏は今の日本人に誇りを持て、希望を捨てるなと日本の歴史を通史として、一編の壮大な物語として編み上げたのです。(点訳・音訳あり)

いきいきももりん体操に挑戦! ⑦
冬の間にストレッチをしましょう!⑥でストップしていた「いきいきももりん体操」の続きです。
筋力アップ&ほぐし体操(ストレッチ)
息を止めずに無理なく行いましょう。
5.ふくらはぎとアキレス腱伸ばし
①イスの背もたれや壁に手をつき、左足を後ろ、右足を前にします。
②後ろの左足はつま先をまっすぐにし、踵を付けたまま、右膝を少し緩めて左のふくらはぎを伸ばします。(30秒そのまま)
③次に前の右ひざはそのままで、後ろの左ひざを軽く曲げ左足のふくらはぎとアキレス腱を伸ばします。(30秒そのまま)
④左右の足を入れ替えて同じように行いましょう。

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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