にじ332号

ヨーガ教室今年も始まります
4月から11月のウォーキングに代わり、冬期間の健康維持と運動不足を補うため、毎年、ヨーガ教室を行っています。
今年も12月から3月にサポートセンター2階会議室で実施します。
ヨーガは、体調を整え、健康を維持するために大変有効です。多くの方のご参加をお待ちしています。
第1回 12月18日(水)
第2回  1月22日(水)
第3回  2月26日(水)
第4回  3月25日(水)
時間は、10時~12時、参加費は無料です。
今年も、日本ヨーガ療法学会の今村幸子先生にご指導いただきます。
参加希望の方は、事務局にお申し込みください。

秋の行事無事に終了しました
11月9日、今年のバザーは小春日和の穏やかな1日でした。出品くださった方、当日参加してくださった多くの方々のご協力のおかげで、今年も大盛況の中、無事、終了しました。ありがとうございました。
10月の小旅行も、ビール工場見学、鐘崎の笹かまぼこ作り体験で楽しく過ごしてきました。
参加された方からいただいた感想をご紹介します。

先日は、小旅行に参加させていただきましてありがとうございました。初参加で緊張していましたが、お世話くださいましたボランティアさんが、ずっと隣りについていてくださったので、安心して旅行を楽しむことができました。
ビール工場見学の際も、細やかに説明してくださったり、お昼のバイキングも、テーブルの人たちと笑いながら、お腹いっぱい食べられました。鐘崎で手伝っていただきながら 焼いた笹かまは、ふっくら温かくて、今まで食べた中で一番美味しく感じられました。また、一緒に歩いてても、こちらのペースにあわせて下さって、安心して歩くことも出来、楽しい一日を過ごせました。来年も厳しい競争率の電話申し込みを突破して、また参加したいと思っています。

短歌・俳句・川柳
柳沼友治さん(郡山市)
菊の香の玄関先まで届きけり

菅野康男さん(福島市)
隣り合う俺の茶碗と猫の皿

菅野則夫さん(福島市)
秋祭り台風の後も笑い声

武田栄子さん(福島市)
金木犀一枝(ひとえだ)たをりて花器にさす
初秋の香り胸に吸い込む

宮崎英幸さん(福島市)
新しき元号令和の出典の
万葉集の歌碑に真向ふ
(宮城県「昭和万葉の森」)

穴沢勲さん(会津若松市)
原発の後は台風十九号
なぜに福島災害ばかり

小板橋順二さん(猪苗代町)
あいみての野菊思えど阿武隈は
霧立ちこめて渡る背もなし

矢島秀子さん(南相馬市)
荒れる空水に苦しむ声を聞く
大切な命守って欲しい

三浦寛さん(国見町)
前庭のざる菊泥から顔を出し
頑張る姿に我涙する
(台風19号の後)

谷田川正さん(郡山市)
移ろいて里の映えたる紅葉に
我が想い出は万華鏡なり

キャンパス巡り
福島市 宮崎英幸
あまたなるブロンズ像に触れつつ
ガイドボランティアとキャンパス巡りぬ
(福島学院大学)
鑑賞用の大き南瓜に触れたれば
くぼみに雨水溜まりてゐたり
バリ島より運び込まれし砂岩像
もろきが故に触るる叶はず
りんご畑を忍ぶよすがにキャンパスに
実のたわわなる木々のありたり
キャンパスに隣接するらし保育園ゆ
はしやげる声す昼の時刻に

JRPS福島からのお知らせ
忘年会も済まないうちに、一足早く新年会のご案内を皆さまにお届けします。新しい年のスタートを、仲間と共に語り、歌い、聞きながら楽しく過ごしてみませんか。
開催日 令和2年1月26日(日)
時間 12時15分~14時45分まで
会場 ウエディングエルティ
福島市野田町一丁目10の41
024-535-6188
会費 4500円(料理・飲み物・消費税込み) 参加対象者 網膜色素変性症の患者さんとそのご家族、付添友人、そして興味のあられるかたはどなたでも大歓迎です。
申し込み締切 12月20日(金)
申し込み先 佐藤優子(080-9251-1293)        (yuko3856@docomo.ne.jp)
福島駅西口からエルティまでは、送迎バスが出ます。
バス利用の方は、12時までに福島駅西口バス乗り場近くのゲームセンター・プラネット前にお集まり下さい。帰りのバス時間は、15時にエルティを出発の予定です。現地直行の方は、12時までにエルティのロビーにお集まりください。目の前に無料駐車場があります。お申込みの際に、バス利用または現地直行かをお知らせ下さい。

お知らせ
●今年もカレンダーの季節になりました。ご希望の方に点字のカレンダーを毎年お送りしていますが、あらたに希望される方は、お電話等でお申し込みください。また、「神宮館家庭暦」の点字版・音声版、「NHKラジオ深夜便誕生日の花カレンダー」の点字版(64ページ)も作成しています。
●12月28日(土)~1月5日(日)サポートセンターにじは、年末年始の休館とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。

坂下さんの 「私のおすすめ」
『科学者はなぜ神を信じるのか、コペルニクスからホーキングまで』三田一郎著・・・1983年、バチカン・ローマ教皇はガリレオに対する宗教裁判・異端審問が誤りであったことを認め全世界に向けて発表しました。この国際ニュースを聞いたとき、「いまさら何を…」との思いで軽く聞き流したことを覚えています。
周知の通り、イタリア人ガリレオは手製の望遠鏡を用いて月の満ち欠け、金星の天界での運行、木星の衛星、太陽コロナなどを観測することにより、それまでの天動説は誤りで、コペルニクスが唱えたように地球が太陽の周りを巡っているのだという地動説こそが真実なのだと天文学の論文として発表しました。しかし、このような考え方は、それまでの中世ヨーロッパ・キリスト教文化圏における思想原理の根本である、天地創造主たる神の教えに背くものとして繰り返し論説の取り消しと謝罪が求められました。異端審問の結果、ガリレオは有罪とされ終身刑が言い渡されました。
それが350年を経て、取り消されたというわけです。絶対的・無謬性の元に多数の人々の心を捕らえ続けてきた一神教の世界と、自ら学び、考え、実験し、試行錯誤を繰り返す科学の世界、その間には、相容れることのできない、避けがたい矛盾が生まれることも歴史が繰り返し証明してきました。それぞれの世界 それぞれに折り合いをつけて、お互いの存在を認め合うことはできないものか。
本書の中で著者は実に興味深い事実を論証して行きます。天地のあらゆる事象を、創造主の神秘的な御業から、科学的な事象として論理的・客観的に証明し、世界史に名を残してきた多くの科学者たちの中には、想像主たる神の存在を敬い、そして帰依していた人たちも沢山存在したといいます。
ガリレオは、自らを熱心な神の僕として振る舞っていましたし、コペルニクスも熱心な司祭として神の教えを説いていたと言います。熱心な修道士であったジョルダーノ・ブルーノは、火あぶりというなんとも惨い刑罰に処せられてしまいました。その他、ケプラー・ライプニッツ・ニュートンなども数学者・物理学者・科学者であるとともに優秀な神学者でもあったと言われています。古典物理学のアインシュタイン、現代物理学のホーキングといった天才的な科学者たちは、科学・物理学を最後の最後まで突き詰めていったとき、そこに神の存在を認めることができるのか…?思考の限りに、絞りつくし考え続けていたと言います。
著者は今活躍する優れた物理学者であるとともに、神に仕える僕・司祭としても帰依していると語っています。そして最後にノーベル賞受賞者の小柴昌俊先生の話を紹介しています。
「三田くん、宗教がない方が世界は平和だよ」
世界の歴史を通読するとき、神の名の下に数知れぬ正義(?)の戦いを助長し数知れぬ殺戮・破壊・略奪を繰り返し、それらを神の名の下に正当化し、今に至るもなお継続していることは紛れもない事実なのです。司祭である著者はそれに答えます。
「宗教と言う言葉は、神と教会と宗教とを混同しています」「教会や宗教は人間のやることですから、しばしば間違いを犯します」「しかし神は間違いを犯しません」
科学と神の2000年の相克を著者は力強い筆致で描き上げてゆきます。(音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


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福島市西中央2丁目23-1
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