にじ328号

小旅行、今年はグルメツアー!

今年の小旅行は、キリンビール仙台工場を見学し、試飲を楽しみ、工場内のビュッフェ(バイキング方式)の食べ放題でお昼を食べ、その後、笹かまぼこの「鐘崎笹かま館」に移動して笹かま作りを体験、試食します。にじの会小旅行始まって以来、初のグルメツアーです。みなさんのご参加をお待ちしています。
日にち:10月11日(金)
日程:
8:40  福島駅西口出発
(途中休憩あり)
10:30  キリンビール工場着
工場見学・試飲
12:00  昼食(工場内ビュッフェ)
13:00  ビール工場から鐘崎笹かま館へ
13:30  笹かま作り体験
14:40  出発
(途中休憩あり)
16:30  福島駅西口着
参加費:2500円
定員:ボランティアとあわせて48名(先着順)
申し込みは、9月2日(月)午前9時から、電話で受け付けます。

バザーへのご協力お願い
今年のバザーは11月9日(土)です。今年もバザーへの提供品のご協力をよろしくお願いいたします。ご家庭に眠っている品や大切に保管していたけれどもう使わなくなった品など何でも結構です。9月から受け付けいたします。夏バザー同様本バザーへも多くの方のお越しをお待ちしています。

交流会・ミニ交流会へのご参加もお待ちしています
交流会は、8月25日(日)10時30分から、会場はAOZです。ミニ交流会は、9月9日(月)10時から、須賀川市tetteで行います。
お申し込みをお忘れなく!ご参加をお待ちしています。

後期高齢者医療被保険者のみなさんへ被保険者証更新のお知らせ

後期高齢者医療の被保険者証は、毎年8月1日に更新することになっております。
7月中にお住まいの市町村から、新しい被保険者証をお送りしますので、8月1日以降に医療機関で受診をする際には、必ず新しい被保険者証(オレンジ色)を窓口にお出しください。
なお、今までお持ちの被保険者証(ピンク色)については、8月1日以降、なるべくお早めに、お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課まで返却いただきますようよろしくお願いいたします。
また、視覚障がいをお持ちの方の被保険者証に点字シールの貼付を希望する場合は、被保険者証を持参のうえ、お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課にお申し出ください。

お問い合わせ先:
お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課
または 福島県後期高齢者医療広域連合事務局
電話 024-528-9025(代表)

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
花柄のパラソル街を踊り行く

本多春美さん(福島市)
暑い夏昼は冷麺夜は蕎麦

佐藤恵治さん(福島市)
温暖化熊も出歩く里の夏

清野隆一さん(郡山市)
肩の上毛先が踊る昼下がり
風鈴の音に合わせるように

矢島秀子さん(南相馬市)
梅雨晴れに草刈る人の多かりし
いつしか空気は青草のにおい

宮崎英幸さん(福島市)
イチローの為せぬ偉業を達成す
サイクルヒットの大谷選手

武田栄子さん(福島市)
母よりの便りなれば眠い目を
こすりて読めりふるさとの出来事
(18歳の時)

小板橋順二さん(猪苗代町)
福島は五輪舞台の野球場
歓迎のバラその名も聖火

穴沢勲さん(会津若松市)
長い梅雨ベトベト感が肌にさす
早くコイコイ真っ赤な太陽

三浦寛さん(国見町)
夏香る走るクロネコ桃のせて
テレフォン向こうで甥っ子はしゃぐ

谷田川正さん(郡山市)
参議選御種ぼかしの党約か
清き一票の民意は如何に

スマイルワン仙台から「見えない・見えにくいかたの相談とすぐに役立つ生活講習会」のお知らせ

見えない・見えにくくなった時、生活を送る上でさまざまな困難が出てきます。ちょっとしたコツを身につけたり、便利な道具を使うことによって、スムーズにできるようになることがたくさんあります。
この講習会では、参加者の皆さんに実際に動きを練習してもらったり、道具に触れたりしながら、見えない・見えにくくても少しでも生活しやすくなる方法をご紹介します。
個別相談の時間もあります。参加費無料。お気軽にご参加ください。対象 視覚に障害のあるかた(手帳の有無は問いません)、ご家族、関係機関、医療関係者の皆さま
費用:無料
内容
1.すぐに役立つ生活講座
・見えない、見えにくい時の歩き方(方法や道具を紹 介します)
・読み書きについて(ちょっとしたメモ、サインから 読書の紹介)
・家の中での工夫の紹介(落とした物の探し方、お金 の識別など)
・盲導犬の体験歩行
など、役立つ道具やワザを紹介します。
2.個別相談、便利グッズ、機器展示
・視覚障がいについて、個別的な相談にマンツーマン で対応します。(医療的な相談を除きます)
・補装具、日常生活用具や便利グッズを展示します。
日時と場所(2ヵ所で実施)
①9月3日(火)講習会13:00~14:30、相談会
14:30~15:00 福島赤十字病院
②10月31日(木)講習会13:00~14:30、相談会 14:30~15:00 福島県立医科大学医学部付属病院 病院外来カンファランス棟第2カンファランス室
共催:福島県立医科大学医学部付属病院 眼科
お申込み・お問合せ 022-226-3910
(当日のとびこみ参加も歓迎します。)
日本盲導犬協会スマイルワン仙台ユーザーサポート部

福島県ロービジョンネットワーク第26回フォーラムのご案内

今回は、「視覚リハと医療との連携 京大病院眼科と京都ライトハウスの連携に学ぶ」と題して、京都大学眼科病棟内で行われている視覚リハに関する相談会についてお話をお聞きし、医療と視覚リハの連携について学び、考えたいと思います。多数の方のご参加をお待ちしております。
日時:8月18日(日)10:00~12:45 受け付け開始 9:30より
会場:総合南東北病院内 大講堂
講演1「京大病院眼科における取り組みの実際」
京都大学医学部附属病院眼科  高橋綾子さん
講演2「京都ライトハウスと京大病院眼科との連携から見えてくるもの」
京都府視覚障害者協会  高間恵子さん
参加費:500円
機器展示も予定しております。
問合せ:事務局 桜水さかい眼科
TEL 024-558-7555

JRPS福島からのご案内

行事名:猪苗代バーベキュー
日時:9月15日(日)12時から14時まで
場所:リステル猪苗代 バーベキューハウス
集合:JR猪苗代駅 11時20分集合。
猪苗代駅発11時25分の無料シャトルバスでリステルに向かいます。お車の方も、お手数をおかけしますが、出席確認のため、猪苗代駅にお寄りください。
※参考:郡山駅発10:44のJR磐越西線に乗車いただくと、11:19猪苗代駅着となります。
参加費:1650円(飲みものは各自払い)
また、ハーブ園入園料310円、並びに、花つみ代金310円も、利用される方は各自負担となります。
参加対象者:どなたでもご参加いただけます。
申し込み締切:8月20日(火)
申し込み先:佐藤優子(080-9251-1293)
メール yuko3856@docomo.ne.jp

歩行訓練と日常生活訓練を願う当事者の会からのお知らせ

今年秋に開催します、歩行訓練士に関する研修会についてのご案内です。研修会のテーマは、視覚リハの最前線の声を聞き、歩行訓練士を身近に感じようです。
おなじみの仙台盲導犬協会、そして所沢と函館の国立リハビリテーションセンターから歩行訓練士をお招きして、自立訓練を受けた当事者と歩行訓練士の二人一組により、訓練や指導方法についての講演をおこないます。
この研修会で、視覚リハの必要性を再確認してみませんか。お誘いあわせの上、是非ご参加ください。
日時:9月23日(月・祝)10:30~12:30
場所:福島駅西口コラッセ福島3階 企画展示室
参加費:500円【お茶・パン付】
問合せ・参加申込み:佐藤登代子(080-1858-8282)

坂下さんの 「私のおすすめ」
『錨を上げよ 上・下巻』百田尚樹著・・・作田又三、昭和30年、大阪の雑然とした町に誕生。自らも認める、野良猫のように猛々しくもしなやかな身体と心を持ち生まれ、成長してきた少年です。母親もまた貧しい中でたくましく剛毅な女性でした。
「このスカタン!!」
毎日、張り飛ばされながらものびのびと成長していきます。その身内から迸るわけもわからない衝動といらだちから、ごみごみとした町の中を走り回り暴れ回ります。頭もよい、知恵も回る、それだけに周囲の大人たちのこすっからさと、日常生活に折り合いをつけて生きてゆかなければならない姿に不信と言いしれぬ怒りを覚えます。
学校という、野良猫には悪夢としか言いようのない集団生活。単車を乗り回しての無目的な旅。ありとあらゆる問題行動を起こします。当然のこと、そのような生活にはまったく適応できずにさっさと社会へと飛び出します。
しかし、日々の糧を得なければならない社会人としての生業さえも、学歴というぶちこわせない障壁の存在。ならばと、大学進学を目指します。もともと自由人としての野良猫生活を可能にしていたのは柔軟な思考力・頭の良さでした。短期間の集中的な受験勉強で、京都府・同志社大学受験、合格をもぎ取ります。
時はまさに大学紛争真っ盛りです。血の気の多い又三兄貴です。極左活動家として暴れ回るのかと思いきや、そのあまりの幼児性に幻滅します。さらに学内を見渡せば、大企業・終身雇用を後生大事に単なる一枚の学士・卒業証明書をありがたくもらい受けるばかばかしさに耐えられずにさっさと中途退学します。
ここでも母親からの大目玉を辛くもかわします。東京都内・レコード店での仕事に励みます。当時の最先端、欧米音楽の輸入盤取り扱いに新たな才能を発揮しますが、ここでもまた人間関係に嫌気がさし、「アホンダラ」と、決めぜりふをたたきつけて流浪の旅へと出ます。
本書中なんと言っても圧巻だったのは、北海道は根室でのウニの密漁生活でしょう。ソ連警備船・日本海上保安庁の監視船に追い回されながらの大活躍。しかし、ここでも人生の辛さを知らぬ甘さが露呈します。地元やくざに絡め取られ、身ぐるみはがれて北海道を逃げ出す始末です。そして最終章においては、男の性を満たすために女を売り買いするビジネスへと迷い込み、タイへと出国します。又三兄貴の少年期から青年期、まっすぐなその思いは心奪われた娘の元へと無二無三に走ります。しかし、それは現実の娘の上に、自ら描き求めた女性の虚像を重ね投影したに過ぎないことを、最後まで認めることができずにいます。
現実の娘たちが歩んできたあまりに切ない生活、日常の悲しいまでの些事、それゆえに、又三兄貴、自ら描いた虚像を虚像として認めることのできないままに、娘たちの流す涙を前に、ただたじろぎ、自らの手でやぶりすて、壊し傷ついてゆきます。
…… 小生の遙かな昔、身内にほとばしり荒れ狂うもの、それらの正体を何物とも知りえぬまま、外なる世界へと走り出すこともかなわず、少年の日に、自らに折り合いをつけなければならない現実を飲み下したあの日。70歳を迎えようとする今、これもまた一つの人生、それもまた一つの人生。又三兄貴のまばゆいまでの青春小説に、幾度も意味も無く自らを対比させてしまいました。(点訳・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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