にじ291号

     7月~9月の行事のお知らせ

 7月のウォーキング、8月の交流会、9月の小旅行など、にじの会のメイン行事が続きます。それぞれに趣向を凝らしていますので、どうぞお楽しみに!
 申し込み期日をご確認の上、忘れないようお申し込みください。

      じょーもぴあ宮畑へ 7月のウォーキング

 7月のウォーキングは福島市岡島にある「じょーもぴあ宮畑」に行きます。
 宮畑遺跡は、縄文時代の中期・後期・晩期にわたり縄文人が生活していましたが、発掘調査でも解明できない謎の部分があります。皆さんも訪れて謎解きにチャレンジしてみませんか。
 日時:7月27日(水)
 集合時刻  センター 10:20  現地 11:00
 解散時刻  センター 14:40  現地 14:00
 現地集合場所は、体験学習施設に入ってすぐのエントランスです。体験施設入り口付近にボランティアがお待ちしています。
 じょーもぴあは、保原街道を保原方面に向かって右折します。敷地奥にある体験学習施設近くの駐車場を利用してください。
 皆さん、昼食・飲み物をご持参ください。

      第24回交流会

 今年は例年より1週間早い開催です。真夏の交流会となりますが、皆さんと1日暑さを忘れて過ごしましょう。
 日時:8月21日(日)10:30~15:00 受付 9:30より
 会場:AOZ(ふくしまMAX4階)
 午前中は、健康に夏を乗り切るための毎日の献立や食事の取り方について、「夏の疲れを残さない献立」と題し、お話していただきます。
 昼食は、二組に分かれ、韓国料理「ちぢみ」を作り、手作りの味とお昼を味わいます。その間、4月から福島市、5月から伊達市で日常生活用具となった「地デジが聞けるラジオ」、MAXで買える便利グッズの展示やiPAD、パソコン体験などを用意しています。
 午後は、フラダンスを楽しみ、「コールファンタジー」の皆さんの懐かしい曲の数々を鑑賞したあと、みんなで合唱して終わりたいと思います。
 詳しいスケジュールは次号でお知らせします。
 お申し込みは7月1日から受け付けます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

      世界文化遺産・平泉中尊寺への旅

 今年の小旅行は、世界文化遺産の平泉中尊寺を訪れます。「五月雨の降り残してや光堂」の中尊寺金色堂をはじめ、本堂などを月見坂を登りながら、緑の木立の中をゆっくり歩き、藤原氏3代の栄耀の跡をたどります。一番奥にある「かんざん亭」で中尊寺の歴史の法話を聞き、仏像の原寸大のレプリカや木魚などに触れて体験します。
 もちろん、美味しい昼食とお土産購入タイムも十分にあります。
 日にち:9月16日(金)
 8時頃に福島駅西口発、16時30分頃到着予定。 参加費は3000円の予定です。
 詳しいスケジュールは来月号でお知らせします。
 参加申込みは、8月1日(月)午前9時から、先着順で、定員になり次第締め切ります。

      第2回移動にじの会&白杖体験会  郡山市及び近隣の方、どうぞご参加ください

 第2回移動にじの会を行います。今回は、午前10時~12時に、交流会郡山版を予定しています。
 にじの会の事務局、点訳・音訳・ウォーキング・パソコンなどの活動をしているボランティアも参加して、にじの会の各活動紹介や懇談、「音訳・点訳を頼むにはどうしたらいいの」「便利グッズを購入したいけど・・・」など、「なんでもQ&A」を行う予定です。郡山市、及び周辺のにじの会ご利用の皆さんぜひお越しください。また、まだにじの会を利用されていない方にもぜひお声かけください。
 午後は、日本盲導犬協会仙台訓練センター(スマイルワン仙台)の歩行訓練士の方の指導による白杖体験会を行います。まだ白杖を持っていない方、訓練を受けたことのない方を対象に白杖の役割や白杖歩行の基本について、講習と実技を行います。
 日にち:9月26日(月)
 10:00~12:00 移動にじの会
 13:00~15:00 白杖体験会
 会場:郡山市障害者福祉センター
     郡山市香久池1丁目15-15
 申込みは、にじの会へどうぞ。

      短歌・俳句・川柳

           三浦寛さん(国見町)
我が田んぼ蛙の世界は過疎化なし

           谷津フク子さん(郡山市)
わがままをする愛犬に生き甲斐を

           宮崎英幸さん(福島市)
ブーメランの現象ここに見るものか
      舛添知事の政治と金に

           谷田川正さん(郡山市)
参議選金を配りて心付け
      刹那の利得に心惑わす

           矢島秀子さん(南相馬市)
発掘の壺の温もりに縄文に
生きる人々の豊かさを知る

           穴沢勲さん(会津若松市)
五月晴れ爽やかよりも夏日です
      今年の夏も猛暑と酷暑

           山本敦士さん(伊達市)
一人去りまた一人去り旧き友
      風に聞くたび心沈みぬ

     福島ロービジョンネットワーク 第17回フォーラムのご案内

 今回のテーマは「視覚障害の告知」です。視機能の改善が見込めないとき、眼科医は患者さんにどう向き合い、障害(あるいは失明)の告知をどう行ったらよいのか、その上で、視覚リハにどうつなげてゆけるかといったお話を、この分野での第一人者でおられるお二人の方からお聞きし、皆さんと共に考えたいと思います。
 日時:7月10日(日)10:00~13:00
 会場:郡山市総合南東北病院内大講堂
 テーマ:「視覚障害の告知」
 講演1.「障害の告知について考える」 国立障害者リハセンター病院第2診療部 清水朋美先生
 講演2.「視覚障害の告知とロービジョンリハビリテーション」 北九州市立総合療育センター眼科 高橋広先生
 参加費:500円(事前登録は不要)

      坂下さんの 「私のおすすめ」
『和僑』楡周平著・・・ネットニュースを流し読みしていると時折はっとするような記事を見かけます。
 長野県のレタス農家では数千万円単位の安定した収入を得ているところもあると言います。その営農特性として地元農協からの徹底した独立による生産と販売が上げられるそうです。肥料や機材の購入は全て格安のホームセンターなどを用い、収穫されたレタスの販売は農協の独占を拒否し独自に流通系統を開拓したと言います。地元農協からは今までの秩序を乱すものとして農業用水を止めるとの恫喝が加えられたと言います。それに対してレタス農家はただ一言「やれるものならやってみろ」
 今多くの国際報道では日本の農作物の豊かさ・おいしさ・とりわけその安全性について世界各国から高く評価されていると伝えています。厳しい国際競争に勝ち抜き、国内においては疲弊しきった地方を元気づけるために農業を基幹産業として位置づける。
 そのため、硬直化した農協の体質を改革し、意識を改めるために、説得が継続され組織の改革が進められようとしています。
 今回取り上げました作品の中では、財政破綻の直前まで追い込まれた宮城県緑原町の町長として、世界各国を相手に貿易業務に従事していた山崎が招聘されます。社会の第一線で活躍していた人々の豊かな老後を保証する定住型施設、プラチナタウンの開設にこぎつけます。その入居者は8,000人。施設関連の雇用者が600人にも及びます。
 町には定住者も現れ人口も増え活気を呈するようになります。そのプラチナタウンを拡充し、さらなる発展を企てようとするものも現れます。
 しかしすでに同類のビジネスモデルは拡散し、さらに高齢者人口は20年、30年後には先細りすることは確実。町の持続的な繁栄を期待できるものではありません。小規模な東北の町役場だけに引きこもっていては未来への展望は開けません。
 TPP(環太平洋諸国広域的経済連携協定)の大筋合意を見据え、農業・畜産といった地場産業の世界に向けての拡大を計ってゆくことこそが地方都市の生き残ってゆく道ではないのか。
 それではそのような大仕事をいったい誰がやる。山崎の商社マンとしての血が再び騒ぎます。緑原町長の後継者を町役場産業振興課の課長を務める若干38歳の優秀な職員、通称「トコちゃん」こと工藤登美子にゆだねます。かつて中国歴代王朝の圧政から逃れて世界へと散った華僑たち。先の見えない巨大なうねりに飲み込まれようとする今、「和僑」として世界へと打って出る。
 単なる物語を超えた、これからの日本を、世界を見据えた提言の一冊といえる作品です。(点訳着手・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
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FAX:024-529-7031

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