にじ321号

新年おめでとうございます  今年もよろしくお願いいたします。

2019年、平成最後の年の幕開けです。
1989年1月7日(土)午後2時36分、小渕恵三官房長官が、「平成」の年号を発表したとき、みなさんはどこでそれを聞かれたでしょうか?
当時、にじの会は腰の浜会館で土曜日の午後に活動をしていました。私はその日も、腰の浜会館に向かって、車を走らせていました。今思うと、なぜその日も腰の浜会館に向かったのか不思議ですが、当時の代表が助手席にいて、一緒に、カーラジオから流れる記者会見を聞き、二人で交わした会話も鮮明に覚えています。
あれから、30年が経ち、会の活動拠点も、活動形態や内容も、また活動するボランティアも、利用される方も年々歳々変化してきましたが、「にじの会」はみなさんに支えられ、変わらずに若く明るく生き生きと動き続けています。
1992年(平成4年)5月、第1号を発行したこの「にじ」も毎月、一度も休むことなく321号を迎えました。
みなさま、今年も変わらずにおつきあいくださいますよう、よろしくお願いいたします。
みなさまにとって、2019年がよい年になりますようお祈りいたします。    (加藤三保子)

福島市福祉作品展  今年も福島市長賞受賞!

チャレンジクラブが毎年参加している福島市福祉作品展に、今年は点字用紙でつくったクリスマスツリーを出展しました。芯となるツリーの形を廃材で作成したものに、使い古しの点字用紙を約1000枚、1枚1枚に葉の刻みを入れて、ツリーに巻き付けました。
さらに毛糸でつくったぼんぼんや星、点字用紙の耳でつくったモールを飾り付け、豪華なツリーに仕上げました。題して「天・てん・点紙(てんし)のおくりもの」です。
9月から製作に取りかかったクラブ員の努力が実って、今年も見事福島市長賞を受賞しました。
現在、サポートセンター入り口で、皆さんのお出でをお待ちしています。

ヨーガ教室・ミュージックベルクラブスタート!

ヨーガ教室は12月からスタートしました。1月からでも、また1回だけの参加でもかまいません。ヨーガは冬期間の体調管理に最適です。多くの方のご参加をお待ちしています。
第2回は、1月23日(水)10時からです。
1月から開始する「ミュージックベルクラブ」の第1回は、1月28日(月)となります。毎月第2・第4月曜日10時~12時に活動します。新たな申込みもお待ちしています。優しいミュージックベルの音色が心を癒やしてくれることでしょう。
第1・第3月曜のパソコンクラブ、毎週水曜午後のチャレンジクラブ、第3木曜のフラダンス教室でも新たな参加者をいつでもお待ちしています。

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
冬日受く昼寝の猫のくしゃみ顔

佐藤恵治さん(福島市)
断捨離は買い換え時の言い訳よ

松浦よし子さん(福島市)
手を引かれ舞台に立ちぬ拍手受け
見えぬ仲間と踊るフラダンス

小板橋順二さん(猪苗代町)
阿武隈の流れ光るる山路ゆく
踏みしむ落ち葉踊りたき音

三浦寛さん(国見町)
急ぎ足コンビニ飛び込み汽車に乗る
家に着くまでおむすび開けず

谷田川正さん(郡山市)
干し柿を安いと買う三十キロと
家族総出に大わらわなり

清野隆一さん(郡山市)
夕涼み秋が聞こえる草の根に
夏を枝に見重なる陽気

宮崎英幸さん(福島市)
苔むせる槻(つき)の巨木に触れたれば
樹皮の毀(こぼ)ちて堅きその幹

矢島秀子さん(南相馬市)
球根のチクリ芽を出す箱の中
土が恋しと我をせかせる
リンドウの青むらさきの花の色
着物姿の亡き母偲ぶ

穴沢勲さん(会津若松市)
秋雨がホットなハートに水を差す
何処か似ている出会いと別れ
雪降らず心さびしき磐梯山
俺もさびしき昭和の男

※ 矢島さんと穴沢さんからは、先月号にも短歌をお寄せいただいていましたが、事務局の手違いにより掲載していませんでした。先月号の作品と合わせて掲載させていただきます。

瓜生岩子
福島市 宮崎英幸
世良修蔵に関わりありき長楽寺に
思ひ巡らす戊辰の役を
「日本(にっぽん)のナイチンゲール」と称(たた)へられき
瓜生岩子の座像拝(おろが)む
戊辰また西南の役に敵味方
問はず看病したりき岩子は
吾が町の愛育園の前身は
岩子の設けし孤児施設なりき
藍綬褒章に思ひ見るべし日本(にっぽん)の
女性初めて受章者岩子を

お知らせ

● 12月8日で今年のバザーを終了しました。おかげさまで、今年もバザー・アフターバザーをあわせて40万円を超える売り上げがありました。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。会の活動に有効に使わせていただきます。

● 『点訳のてびき 第4版』が1月20日に発行されます。1400円+税です。点字版も同時発行で、「サピエ図書館」からダウンロードできます。また価格差補償も利用できます。さらに電子版も同時発行予定となっています。電子版は、全視情協のブックストアおよびアマゾンなどで購入でき、iPadやパソコンにインストールして利用できます。墨字版と電子版合わせてお使いください。また、『初めての点訳 第3版』も1月末に発行されます。こちらは700円+税です。
「点訳ナビゲーター」も1月29日より「てびき4版」対応の内容になります。全ての掲載語句を見直し、また新たな語句も加えています。にじの会では「点訳ナビゲーター」に従った表記で点訳することにしていますので、十分に調べて点訳・校正作業を行ってください。

● 2月23日(土)全ボランティアの研修会を行います。今年は、『辞書の仕事』(岩波新書)の著者であられる増井元(ますい はじめ)氏に講演をお願いしました。増井氏は、岩波書店入社30余年にわたり、『広辞苑』『岩波国語辞典』『岩波新漢語辞典』等の辞典編集に携わられた方です。
音訳にも、点訳にも、テキストデイジーにも、また読書をするにも、日常生活のちょっとした調べ物にも国語辞典は欠かせません。その辞典の成り立ち、辞典の効果的な活用法、辞典の引き方について、編集された立場からお話ししていただきます。貴重な機会ですので、万障繰り合わせてご参加ください。
日時:2月23日(土)13:00~15:30
会場:福島市市民会館
資料等準備の関係で、参加される方は、2月20日までに事務局に申し込んでください。

点字 新情報

「日本点字表記法」と「点訳のてびき」の改訂版が、2018年度末までに発行され、点字の規則が変わります。新しい記号の紹介の第3回目です。
これも、最近よく使われる「スラッシュ」です。「斜線」とも言われ、墨字では斜めの線で表します。
アルファベットとアルファベットの間ではこれまでも使われていました。「③④の点」です。
今回の改訂で、単位の中にも使われることが多くなります。1m/secは、1秒当たり1mの意味ですが、このときに 1外mやsec となります。
また、1m/秒と書かれている場合も
1外mヤ(ビョー)と、後ろの秒をカッコで囲み、スラッシュが用いられます。
さらに、「7000/h(1時間当たり7000)の生産量」などという場合は、数字の後に直接スラッシュがくると「ヤ」としか読めないので、この場合は「ヤ」の前に⑤⑥の点を付けます。
7000外やh となります。
日本語の中では、単位を表す場合にだけ出てきますので、単位を読む場合は注意してください。
なお、英語の文の中では、スラッシュは、④⑤⑥の点が前に付き、「④⑤⑥や」となります。これは、英語の中でだけ使われます。

中村利香さんの私のおすすめ

『ハイジ1・2 完訳版』ヨハンナ・シュピーリ作・・・私は、冬はそれは雪深い、かの上杉謙信公の静かな城下町(上越市)に暮らしています。
このたび、そちらからアルプスの少女ハイジの点字本をお借りし、懐かしく、かつ新鮮に拝見しました。
この作品は、私がまだ子どもの頃にテレビでもアニメで放送され、私は母と一緒に映画館にも見に行った大好きなお話しです、
スイスの自然や山の風景が鮮やかに色彩豊かに描かれていて、こうして大人になって原作本を読み進めていくと、いっそう心に感動と喜びの深みが同時に増したようです。一人一人の登場人物が人間味に溢れ、すてきでした。人にはそれぞれ向き不向きがあり、居場所が必ずあるということをこの本で感じた次第です。
点訳の仕事も丁寧で、製作してくださった方には心より感謝しています。(点訳・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

訪問者数