にじ319号

バザーへどうぞ

秋の深まりとともに、にじの会のバザーが近づいてきました。今年は夏バザーも好評でしたが、本バザーは、さらに品数も多く、品物もバラエティに富んでいます。今年は、売り場も一新して、少しでも多くの方にお買い求めいただくよう工夫をしました。
お買い得の品々を準備してお待ちしていますので、どうぞ足をお運びください。
また、提供品も前日まで受け付けていますので、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。
日時:11月10日(土)10:00開店
場所:福島視覚情報サポートセンターにじ
飯坂への送迎車を今年も運行します。利用をご希望の方はお早めに申し込みください。飯坂駅前9時00分発、帰りは12時半頃にセンター出発の予定です。

11月のウォーキングは晩秋の弁天山と椿山

11月は、晩秋の弁天山と椿山を訪れます。
落ち葉を踏みながらゆるやかな坂道を上り、福島八景に読まれる弁天山(旧名・八千代山)や安寿と厨子王の石碑のある椿山を訪れて、今年最後のウォーキングを楽しみたいと思います。

日にち:11月28日(水)
集合:12:30 弁天山公園東口駐車場
解散:14:00 弁天山公園東口駐車場
飲み物は各自ご用意ください。また時節柄寒さ対策を忘れずにお願いします。

弁天山公園東口駐車場は、渡利中学校西側の信号(薬師堂薬局)を南に300メートルほど直進した右側にあります。
今回、昼食後の現地集合となりますので、集合時刻にご注意ください。
当日の天候などにより中止する場合は、当日午前10時までに事務局から皆様に電話で連絡いたします。

盲導犬体験歩行会のお知らせ

日本盲導犬協会スマイルワン仙台では1泊2日で盲導犬とあるき、一緒に生活する体験会を行っています。街中を盲導犬と風を切って歩く体験してみませんか?盲導犬訓練士や盲導犬ユーザーがあなたのギモンに答えます。
開催日時:第7回 11月29日(木)10時から 11月30日(金)12時まで
*今年最後の回になります。ぜひご参加ください。体験会に参加が難しい方は個別での対応も致します。まずはご相談ください。
会場:仙台訓練センター(スマイルワン仙台)
対象:東北及び新潟にお住まいの見えない・見えに   くい方
定員:4名  参加費:無料
1日目の昼食・夕食、2日目朝食はこちらで準備いたします。会場までの往復の交通費はご負担ください。仙台駅までの送迎は可能です。前日泊、家族での宿泊も可能です。
問い合わせ・申し込み 日本盲導犬協会 スマイルワン仙台 ユーザーサポート部
電話 022-226-3910

第16回 秋のさくまつり

スマイルワン仙台にて毎年恒例となっている「さくまつり」のご案内です。「さくまつり」とは、秋の収穫を祝うお祭りのことで、スマイルワン仙台周辺地域の皆さまと協会職員で開催するものです。宮城名物の芋煮や魚介焼き、地元野菜の販売からチャリティーバザーも開かれます。ステージでは色々な出し物が披露され、サウンドテーブルテニス体験も行われます。是非遊びにいらしてください。
日時:11月4日(日)10時~15時
会場:スマイルワン仙台
当日は、道路が大変混み合うことが予想されます。できるだけ公共交通機関をご利用いただきますようお願いします。
「さくまつり」に関して、ご不明な点はスマイルワン仙台総務部渡邊(わたなべ)までお願いします。

短歌・俳句・川柳

小板橋順二さん(猪苗代町)
田を行けば稲刈る音の地を揺らし
いなご飛びきて豊作伝える

穴沢勲さん(会津若松市)
思いつき悩みながらの挑戦に
またまたカベお先真っ暗

矢島秀子さん(南相馬市)
秋の風待ちて仕掛けしいたずらか
毛虫に紛うねこじゃらし揺るる

清野隆一さん(郡山市)
道すがら香り辿って花見つけ
触れて揺らして蜜指に落ち

宮崎英幸さん(福島市)
「疑いを持って自分で確かめよ」
ノーベル賞の受賞者言へり
(ノーベル生理学・医学賞 本庶佑教授)

三浦寛さん(国見町)
長い夜裏の畑は演奏会
下に実ったなすびは取らず

谷田川正さん(郡山市)
秋美食あれもこれもと喰い惑う
医食同源試み成るや

クイズ川柳 (こたえは最後にあります)
佐藤八重子さん(福島市)
トラブルを解決できる花の名は

お知らせ

● 第30回障がい者週間記念事業「ふれあいのつどい」が、12月1日(土)AOZで開かれます。にじの会では、点字体験コーナーを担当します。凸面点字器で透明のシールに名前を書いていただき、かわいい点字しおりに貼り付けてプレゼントします。凸面点字器は、初めての方も迷わずに点字が書けるので、とても好評です。
午後の発表の部ではフラサークルにじがフラダンスを披露します。また、チャレンジは、今年も福祉作品展に出品します。その他、授産品の展示販売コーナーや体験発表もありますので、AOZにどうぞおいでください。

● 「歩行訓練と日常生活訓練を願う当事者の会」(会長:齋藤正昭さん)の皆さんが、福島県に歩行訓練士(視覚障害者生活訓練等指導員)の配置を願って署名活動を行っています。署名用紙は、にじの会にも置いてあります。お知り合いのかたにも署名にご協力いただけるようよろしくお願いいたします。

● 福点連の研修会で、「てびき4版」の説明会を行います。「てびき」は1月末発行予定です。発行と同時に新表記に基づいて点訳・校正を行いますので、点訳ボランティアは、やむを得ない事情がない限り参加してください。また毎月の全体会(第2水曜日)に、詳しく研修を行っています。全体会にもぜひ参加しましょう。
日時:12月7日(金)10:30~15:00
会場:福島市市民会館501会議室
参加される方は、資料準備の都合上、11月30日までにお申込みください。

点字「新」情報

「日本点字表記法」と「点訳のてびき」の改訂版が、2018年度末までに発行され、点字の規則が変わります。「にじ」や「市政だより」を点字で読んでおられる方、また、「サピエ図書館」の点字図書を読んでおられる方、これから新たに点訳される本の中に、新しい記号が出てくることもありますので、何回かに分けて、情報をお届けします。

第1回目は、ハッシュタグです。
ハッシュタグは、インターネット上のSNSなどで、言葉やフレーズの前に付けるシャープのような記号で、最初に注目されるようになったのは、2016年「保育園落ちた日本死ね」の前に用いられたときです。最近では、「♯MeToo」(ミートゥー)などが話題になりました。ハッシュタグの利点は、その言葉を検索しやすくして、同じ目的の発言を一覧できるということです。たとえば「♯花見山」と書いて、花見山に関する情報を入れてもらうように呼びかけると、花見山に関するいろいろな情報を検索しやすくなるという利点があります。
このようにネット上で用いる記号ですので、これまで点字では情報処理用点字記号として、特殊な囲み記号で用いていました。
ですが、SNS上では、ハッシュタグの後ろに日本語が用いられることが非常に多くなりました。その場合、♯の記号だけを情報処理用囲み記号で囲むとそれだけで5マス以上用いる上に、読みにくくなります。
そこで、今回の改訂では、⑤⑥の点を前に付けて、①④⑥の点を用いる「外く」をハッシュタグの記号とすることになりました。この記号はこれまでナンバーマークとして用いられてきたものですが、ハッシュタグにも同じ記号を用いることになります。
「外字符①④⑥□ハナミヤマ」で、「♯花見山」を表します。
私のおすすめ

『怒る富士 上・下』新田次郎著・・・日本の歴史を考えるとき、頻々として繰り返される巨大な自然災害を忘れることができません。このわずか数十年の間でも、記憶に残る災害は繰り返されています。そして、近い将来、日本列島を巨大地震・火山の爆発が襲うのも確実なことといわれております。
1707年(宝永4年)9月。東海、東南海、南海の3地方を同時に襲った宝永の巨大地震。そしてわずかに一月半をおいて、宝永の大噴火として歴史に残る富士山の大噴火がおこりました。
当時、小田原藩の全領約10万石のうち、6割が大量の火山灰に埋まったといわれています。江戸幕府は、時の関東郡代・伊奈(いな)忠順(ただのぶ)半左衛門を、災害対策の最高責任者に任じました。飢餓に苦しむ者が続出している悲惨な状況の中、江戸幕府は義援金を課しましたが、その半分以上が、幕府役人の手で江戸城修復などに流用されました。
半左衛門は、これらを見て見ぬふりできず、独断で駿府紺屋町の幕府の米倉を開き、1万3000石を村々の飢民へ分配しました。結果的にこの無断行為は咎められ、半左衛門は罷免。後に切腹を命じられました。
しかし、半左衛門の救済により救われた農民たちは、その遺徳を偲び決して忘れることなく、現在の静岡県駿東郡須走に伊奈神社を建立し、今もなおその菩提を弔い続けています。
これらの史実を、著者新田次郎の剛直な筆は見事に描きあげています。(点訳・音訳あり)

※今月も、「坂下さんの私のおすすめ」から2008年2月のおすすめの本を再掲しました。時を経てもよい作品には変わらず魅力がありますね。皆さんの「私のおすすめ」も募集しています。どうぞお寄せください。

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

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