にじ352号

交流会へどうぞ!!

第28回交流会を行います。この2年のクラブ活動の成果をみていただくとともに、お互いの近況を報告し合いましょう。また、古関裕而の曲などをピアノ演奏で楽しみ、心和む福島の民話で、午後のひとときを穏やかに過ごしましょう。
日時:8月29日(日)12:30~15:00
会場:AOZ 多目的ホール(福島市曽根田町1-18 MAXふくしま4階)
参加費:無料
日程:
12:00 受付開始
12:30 開会・オリエンテーション
12:35 自己紹介
13:05  フラダンス・ミュージックベル発表
13:35  リラックスタイム
13:50 ピアノ演奏
14:20 福島の民話 福島民話茶屋の会
15:00 閉会
ピアノ演奏は、福島市在住のピアニスト・佐藤香織さんに、「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」などの古関メロディと、ショパンの名曲「子犬のワルツ」を演奏していただきます。
また、福島の民話は福島民話茶屋の会の渡部さん、伊藤さんに、福島にまつわる民話をお話いただきます。
昼食を済ませ、マスク着用でご参加ください。また、身障手帳をお持ちの方は、忘れずにご持参ください。
お申し込みは8月1日より、事務局へ直接か、電話またはメールでお願いします。
なお、密状態を避けるため、ボランティアを含め、参加者が50名を超えましたら締め切らせていただきます。

小旅行について

小旅行も計画中です。今年度は、公共交通機関を利用して、福島市近辺に出かけることを考えています。
10月下旬の予定です。来月号で概要をお知らせいたしますが、コロナ感染の状況によっては中止する場合もありますので、ご了承ください。

後期高齢者医療被保険者のみなさんへ 被保険者証更新のお知らせ

後期高齢者医療の被保険者証は、毎年8月1日に更新することになっております。
7月中にお住まいの市町村から、新しい被保険者証をお送りしますので、8月1日以降に医療機関で受診をする際には、必ず新しい被保険者証(オレンジ色)を窓口にお出しください。
なお、今までお持ちの被保険者証(ピンク色)については、8月1日以降、なるべくお早めに、お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課まで返却いただきますようよろしくお願いいたします。
また、視覚障がいをお持ちの方の被保険者証に点字シールの貼付を希望する場合は、被保険者証を持参のうえ、お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課にお申し出ください。

お問い合わせ先:
お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課
または 福島県後期高齢者医療広域連合事務局
電話 024-528-9025(代表)

短歌・俳句・川柳

柳沼友治さん(郡山市)
大家から朝採りきゅうり届けらる

佐藤恵治さん(福島市)
マスクして別人格で言い訳し

武田栄子さん(福島市)
バラ園の色とりどりの花に触れ
かぐわしき香りに心温もる

山本敦士さん(伊達市)
介護の手借りずに過ごす日常に
感謝しながら妻と茶を飲む

増田邦子さん(福島市)
ホトトギスこんな可愛い声だったっけ
初鳴きを聞く六月七日

矢島秀子さん(南相馬市)
反撃の武器一つなきカタツムリ
害虫ゆえにこころは鬼に

小板橋順二さん(猪苗代町)
インターハイ予選通過と孫娘
三代参加喜び三倍

三浦寛さん(国見町)
水田に早乙女おらず機械音
車座小昼は遠き思い出

谷田川正さん(郡山市)
高田梅たたき割りにてしそ漬けに
朝餉に添えて夏場乗り切る

穴澤勲さん(会津若松市)
朝日浴びビタミンBを体内に
コロナ感染自力で予防

お知らせ

●「郵便法」の改正により、10月から郵便物の配達頻度や送達速度が緩和されます。具体的には、土曜・日曜の配達がなくなります。また郵便が届くまでの日数が1日多くかかることになります。これによって、にじの会からお送りする郵送物も届くのが1日程度遅れます。また土曜・日曜の配達がないため、木曜日こちらから発送した郵便物は、最短で翌週の月曜日に届くことになりますので、ご注意ください。

●「目の不自由な人をよく知る本」(田中徹二ほか監修、障害のある人とともに生きる本編集委員会編、共用品推進機構協力、合同出版発行)を寄贈いただきました。小学生にも読める総ルビ付きで分かりやすい説明がしてあります。共生社会の一員として、子どもたちの偏見や間違った思い込みを取りのぞき、関心を持ち、正しく理解するための新しい障害学習図鑑です。内容は、目の不自由な人の感覚、目の不自由な人のくらしのくふう、目の不自由な人とともに生きるための社会のくふう、目の不自由な人がのぞむこと、目の不自由な人をサポートする方法などとなっています。にじの会で点訳に着手しました。またサピエ図書館には音声デイジーが登録されています。原本はサポートセンターにじにありますので、ご覧になりたい方はどうぞ。

●サポートセンターにじは、8月11日(水)~17日(火)夏季休暇のため、閉館させていただきます。ご利用の方にはご不便をおかけしますが、貸出の依頼などは早めにご連絡くださいますようお願いいたします。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

坂下さんの 「私のおすすめ」

『シルバー川柳』全国有料老人ホーム協会編・・・今回は元気一杯のご老人たちの川柳作品集を取り上げてみました。川柳は日本文学の中での定型詩の重要な分野として、積極的な研究も継続されているようです。
それらの作品を読みつつ、いつも驚嘆させられることは、僅か5・7・5という17文字からなる短詩文学、その制限の中で、笑いを必須条件とする表現模様です。いずれは語彙も枯渇し、川柳という短詩文芸そのものが行き詰まるのではないか。そのような心配も必然ではないでしょうか。ところがです。江戸中期より現在に至るまで、300年余、あきれるばかりのしゃれっ気を爆発させながら、衰えるどころか今もなお次々と新しい作品が発表されているのです。一体これはどういうことになっているんだ!!
さてさて、そのような小難しいことを言い出すと、腕っこきの川柳人たちに「無粋なやつ」と笑い飛ばされてしまいそうなので、これ以上はやめておきます。
この川柳、江戸時代中期に雑俳の一つの流れとしてその滑稽さ、楽しさ、一捻りした皮肉、それらがしゃれの効いた言葉遊びとして、町人たちの間で、大変な人気を獲得していったようです。その遊び心もいささか度を過ぎて、御政道をおちょくったり、政治批判や博打、好色など風紀を乱すものと見なされ、お上からの禁止令の出されたこともあったようです。
しかし、そこはしたたかな町人文化です。御上の取り締まりもしゃれのめし、かいくぐり今に至るまでしぶとく生き残っています。現在では各種新聞・雑誌・ラジオなどでも衰えることのない人気番組や記事として、熱心な一般川柳人の投稿により支えられているようです。時折それらの番組を聴いたり、記事を読んだりしておりますと、幾人か視覚障害者川柳人のお名前も見かけるようです。
毎月お世話になっておりますこちらの会報「にじ」でも人気ページに川柳人たちが活躍しています。
さて、『シルバー川柳』の中から思わず膝を打つもの、吹き出してしまった楽しい作品など幾つか拾い出してみます。
「あの世にも粋な年増がいるかしら」・・・ うまいなあ、あやかりたい!
「スクワットしゃがんだままで立てません」・・・じいさん、ばあさん、いつまでも若い気でいると怪我をするぞ!
「おれおれに亭主と知りつつ電話切る」・・・女たちは大喜びで拍手喝采。男たちはみんなしょっぱい顔。
「好きな人鍼を刺しすぎ嫌われる」・・・アハハハハ、高名な某鍼医さんの一句です。
「ギャルギャルと熟女の魅力教えよか」・・・これマジ怖いです。
最後に坂下も、一捻り。「ジジババの青春肥だめ忍び逢い」・・・水をぶっかけられないうちに退散します。(点訳・音訳あり)

お問い合わせ先

特定非営利活動法人にじの会


〒960-8074
福島市西中央2丁目23-1
TEL:024-529-7021
FAX:024-529-7031

訪問者数